未来を彩る!第3回ゆかたデザインコンテストが開幕
渋谷から生まれたきもの文化、「第3回ゆかたデザインコンテスト」の一般投票が2025年10月23日からスタートしました。このコンテストは、渋谷区立中学校と株式会社やまとの協力によって実現しており、次世代にきもの文化を伝えるための素晴らしい教育活動の一環です。
学びと創作の融合
このイベントは、渋谷区立原宿外苑中学校と代々木中学校の学生たちが中心になっています。生徒たちは「きものの構造やデザインの基礎」を学び、自らのアイディアをもとにユニークなゆかたデザインを披露する機会を得ています。特に、授業を通じて得た知識を活かし、デザインの制作に取り組むことで、文化への理解を深めています。
審査対象作品のご紹介
選ばれた6つの作品は一般投票にかけられます。どの作品もそれぞれの作者の想いが込められており、個性的なデザインが揃っています。それぞれの作品について詳しくご紹介しましょう。
1. 丹頂鶴
二羽の丹頂鶴が太陽を囲む構成。日の丸を意識した背景や、伝統的な文様で表現された雲が魅力的です。
2. 蒼の花しぶき
白から青へのグラデーションで、夏のさわやかさを演出。華やかなお花がアクセントになっています。
3. 鯉
鯉の鮮やかな色合いと白地のコントラストが印象的な一品。軽快なスパッタリング技法で仕上げられています。
4. くじら
受験で行きたかった海への思いを込めた作品。母から教わった色の重ねを取り入れて創作されています。
5. 夜を泳ぐ、花と金魚
自由に舞う金魚たちを、黒地に柔らかな色彩で表現。幻想的な雰囲気が楽しめます。
6. 幸せを運ぶ青い鳥
「青い鳥」の物語からインスパイアされた作品。幸せは身近にあるとのメッセージが込められています。
投票概要
一般投票は2025年10月23日10時から2025年11月9日24時まで。特設サイトから、ぜひお気に入りの作品に一票を投じてください。最多得票のデザインは実際のゆかたとして製作される予定です。
渋谷区とのパートナーシップ
かつてならではのデザインコンテストが行われる背景には、株式会社やまとと渋谷区の密接な協力関係があります。2022年には「S-SAP協定」を結び、きもの着付け授業などを通じて、地域社会との共生を目指しています。このような活動を通じ、次世代の文化理解とリスペクトを育むことが期待されています。
株式会社やまとについて
1917年に創業したやまとの理念は、共創を通じて新たな価値を生み出すこと。4つのブランドを展開しつつ、現代社会におけるきものの魅力を発信し続けています。Instagramでの最新情報もぜひチェックしてください。[@yamato_kimonodreammakers]
締めくくり
モダンなアプローチで生まれた次世代のゆかたデザインは、きっと新しい風を呼び起こします。ぜひ、渋谷区立中学校の生徒たちの素晴らしい作品を応援しに、特設サイトにアクセスしてください。