新たな舞台の幕が上がる
2025年9月、東京・港区の赤坂πTokyoに新しい劇団が誕生します。その名も『劇団サイエンスフィクション眼鏡』。 これは須藤元気と劇作家のえのもとぐりむによるプロジェクトで、演劇を通じて新しい視点を提供することを目指しています。
私たちは、日常を特別な瞬間で彩り、観客とその経験を共有することで、明日へのエネルギーを生み出そうとしています。須藤元気が語った「面白いものを生み出して日本を元気にしよう」という一言が、彼らの劇団立ち上げのきっかけとなりました。
劇団の理念:多様な視点での「世界」
『サイエンスフィクション眼鏡』という名前には深い意味が込められています。物事は必ずしも一つの現実ではありません。まるで眼鏡のレンズを通して異なる世界観を見るかのように、私たちは自分自身のフィルターを通して現実を認識しています。この「眼鏡(フィルター)」は、時に先入観や偏見に満ちており、私たちの視界を曇らせることがあります。
この劇団は、その曇った眼鏡を外す手助けをすることを目指しています。
私たちが展開するストーリーは、観客に「もしも異なる視点から世界を見たら?」という問いを投げかけ、その答えを探る旅へと導くものです。サイエンスフィクションの要素を取り入れた舞台は、観客自身の意識に揺さぶりをかける鏡としての役割を果たします。
須藤元気の多才なキャリア
須藤元気は、1978年3月8日生まれのアーティストで、K-1のプロデューサーやダンスパフォーマンスユニット『WORLD ORDER』の中心メンバーとしても知られています。多才な彼は、役者としてもちろんのこと、政治家や飲食店経営者、さらには作家としての顔も持ち、さまざまな分野で活躍しています。映画『凶気の桜』でデビューして以降、『フライ、ダディ、フライ』や『るろうに剣心』など、数多くの作品で俳優として存在感を示しています。また、監督としても活動し、映画『R246 STORY』では短編のオムニバス映画を手がけました。
えのもとぐりむの背景
一方、えのもとぐりむは1986年生まれの劇作家・演出家で、「劇団居酒屋ベースボール」や「ぐりむの法則」などで活動してきました。現在は「劇団 NONAME」の共同代表も務め、若手俳優の育成にも尽力しています。さらに、テレビ番組や映画の脚本家としも活躍し、NHKの「東京特許許可局」や、映画のシナリオにも数多く携わってきました。
まとめ:新しい世界への招待
『サイエンスフィクション眼鏡』は、ただの演劇を超えた体験を提供することを目指しています。旗揚げ公演は2025年12月を予定しており、新しい物語の幕が上がる日が待ち遠しいです。
この劇団が提示するのは、私たちが見落としがちな多様な現実への誘いであり、観客自身に新たな視点を与えることで、日常生活に新たな希望をもたらしてくれることでしょう。須藤元気とえのもとぐりむが創り出すこの特別な世界を、ぜひ感じてみてください。