オイシックス・ラ・大地が未来の食品流通を拓く
食品サブスクリプションサービスを新たに展開するオイシックス・ラ・大地株式会社は、未来の食環境を見通すため、投資子会社である「Future Food Fund」を通じ、米国の生鮮食品流通プラットフォーム「GrubMarket」に対して新たな資金供給を行いました。これにより、食品流通のデジタル化が進む中で革新が促進されることが期待されています。
GrubMarketとは
GrubMarketは、2014年に創業された米国カリフォルニア州に本社を置く企業です。生産者から卸業者、小売店、そしてレストランまでを繋げるB2Bの食品サプライチェーンプラットフォームを運営しており、非常に多くの顧客を持つ成長企業に位置付けられています。特に自社の強固な物流ネットワークと最新技術を駆使したAI・SaaSソリューションを組み合わせたビジネスモデルが特徴的です。
GrubMarketは、120社以上の食品卸・物流企業を買収し、全米最大級の流通ネットワークを形成。そして、独自に開発したAIやSaaS型ERPを活用して、多段階にわたる従来のサプライチェーンの非効率を大幅に改善しています。このように、細かい点においてもデジタル化が進んでおり、2024年には売上高が20億ドルを超え、3年連続でEBITDA(利息・税金・減価償却前利益)黒字を達成する見込みです。
投資の背景と意義
今回の出資は未来食ファンドにおける39件目の案件であり、日本の食品流通業界が直面している非効率性を解決する一助となることを目指しています。GrubMarketが展開している受注予測や物流の最適化プロセスは、日本市場においても非常に高い適合性を持つと考えられています。Future Food Fundは、今回の投資を通じて、GrubMarketのノウハウを国内の食関連ネットワークへと広めていく展望を持っています。
また、オイシックス・ラ・大地株式会社とともに、日本市場での導入の可能性を模索しながら、パートナー企業と協力していくことで、更なる相乗効果を生むことが期待されています。
Future Food Fundのビジョン
Future Food Fundは、日本の食のスタートアップエコシステムを構築する目的で設立されたCVCファンドです。このファンドは、国内外の先進的な食・農・ヘルスケア関連企業への投資を行い、スタートアップ企業を支援することを目的としています。
オイシックス・ラ・大地は、有機野菜や添加物をほとんど使わない安全な食品を宅配するサービス「Oisix」「らでぃっしゅぼーや」「大地を守る会」として展開し、食の質の向上に努めています。
まとめ
オイシックス・ラ・大地のGrubMarketへの投資は、単なる資金提供に留まらず、日本の食品流通市場の革新を目指す重要なステップと言えるでしょう。デジタル技術を活用した効率化や、データドリブンな物流最適化の仕組みは、日本の食品流通に必要不可欠な要素であり、その成功によって国内外の食のエコシステムがより豊かになることが期待されます。今後の展開に要注目です。