美しい水環境を守るための大切な取り組み
2023年7月19日、ミルボンが主催する地域の子どもたちとの「水質調査と水辺の自然観察会」が三重県伊賀市で開催されました。このイベントは、地域の水環境に対する意識を高めることを目的としており、今年で第3回目の開催です。64名の参加者が集まり、川の生き物を観察しながら、美しい水の大切さについて学びました。
参加者の笑顔と川の自然
このイベントには、ミルボンの社員やその家族、そして地域の子どもたちが参加しました。まずは、簡易試験キットを使った水質調査からスタート。参加者はオイカワやカワヨシノボリなど、河川に生息する生物の観察を通じて、地域の水質について深く学びました。特に、絶滅危惧種に指定されているズナガニゴイを見つけられたことは、参加者にとって意義深い体験となりました。これらの生き物は、ミルボンが掲げる水環境保全活動の一環として、より良い河川環境を次世代へつなぐための重要な存在です。
ゴミ拾いで学んだ環境保全
観察活動の後は、川辺のゴミ拾いが行われました。参加した子どもたちは、地域の環境を守るために自らの手でゴミを集め、それをいかに分別して処理するかを体験しました。こうした実践的な活動は、子どもたちに環境への理解を深める良い機会となりました。
「自然に触れることが少なくなった今こそ、川と向き合う時間が大切だと思います」と、今年初めて参加した三重県立上野高等学校の1年生・井村さんは語りました。子どもたちが自らの手で環境を守る経験を積むことは、今後の彼らにとっても大切なことなのです。
ミルボンの水資源保全活動
ミルボンは、地域の水資源を大切にし、製品を通じてこれを守る活動を行っています。「ゆめが丘工場」では、製造に使う水の再利用や純水の回収率を向上させるための取り組みをすすめています。2022年には、昨年に比べて約2,000m³の水使用量を削減することに成功しました。
排水処理についても、地域住民の健康を守るため、公害を防止する活動に取り組み、定期的に水質を分析しています。このような取り組みを通じて、ミルボンは美しい水を未来につなぐ努力を続けています。
地域団体との連携
「魚と子どものネットワーク」は、川の生態系を守るために、地域住民や学校と連携した活動を行っている団体です。地域への環境教育や自然体験の機会を提供することで、次世代に水環境を守る意識を育てています。ミルボンは、この団体と連携しながらさまざまな保全活動を展開し、地域の水環境保全に尽力しています。
未来を見据えた活動
今回のイベントは、水環境の重要性を地域の子どもたちに伝える良い機会となりました。美しい川を未来へつなぐためには、私たち一人ひとりの意識が必要です。ミルボンは、引き続き地域と協力し、持続可能な水資源保全活動を推進していくことでしょう。参加者たちの笑顔や充実感は、今後も活動の原動力となるでしょう。来年もこの貴重なイベントが続き、美しい自然と共存する社会が育まれることを期待します。