熱き高校生たちの音楽祭「we are SNEAKER AGES」全国大会レポート
2023年12月22日、グランキューブ大阪にて第4回全国高校軽音楽部大会「we are SNEAKER AGES」が盛大に開催されました。このイベントは、全国から377校がエントリーし、その中から選ばれた19校と台湾代表の合計20校が参加する大規模な音楽イベントです。
この大会は、軽音楽部に所属する生徒たちが、学外の舞台でその成果を発表できる貴重な機会です。初回は2021年に行われ、以来、軽音楽部の甲子園として多くの生徒たちが青春の情熱を注いできました。今年も、参加者は仲間や教職員の応援を受けて、感動的なパフォーマンスを繰り広げました。
大阪芸術大学は、2009年からこの大会のサポーターとして活動しており、音楽教育の一環として参加しています。大会のルーツは1979年にさかのぼり、関西地区から始まりましたが、事業の拡大に伴い、今や全国規模での開催となりました。
全国大会では、出演校はボーカルを含む軽音楽スタイルで自由曲1曲を演奏し、3分から5分の持ち時間の中で実力を競います。特に注目を浴びたのが、文部科学大臣賞や大阪芸術大学賞など、数多くの賞が審査される中、視聴者を魅了するパフォーマンスが集中しました。特に印象深かったのは、「大阪芸術大学賞」を受賞した枚方市立招提中学校です。彼らの演奏した「負け犬にアンコールはいらない」は、多忙な受験勉強の合間を縫っての挑戦でありましたが、見事な成果を残しました。
招提中学校のメンバーは、全員が中学3年生。悲しみや絶望感を軽快なリズムに乗せて表現したその姿は、観客の心を一つにしました。特に、彼らが披露したミュージカル風の演出は印象的で、観客に感動をもたらしました。部長の杉本さんは「たくさんの支えをいただき、この舞台に立てたことに感謝します」と涙ながらに語り、その感動は多くの人々に伝わりました。副部長の宮崎さんも、仲間からの応援を受け、「たくさんの人々に応援してもらえて幸せ」と語っています。
また、大会の熱い感動は、ラジオ大阪で特別番組として放送される予定です。1月28日から2月25日までの毎週火曜日、17時15分から、グランプリ大会出場校全ての演奏とインタビューを放送します。この番組を通じて、視聴者は大会の感動を再び体験することができます。
このように「we are SNEAKER AGES」は、音楽のみならず、若者たちの夢や情熱が結集する素晴らしい舞台です。今後も、大阪芸術大学は若い才能の輝きを支援し、彼らの未来を照らすために尽力していくことでしょう。創造力を発揮し、夢を実現していく若者たちを見守りたいと思います。