『十二人の怒れる男』
2025-08-14 12:47:01

幻のミュージカル『十二人の怒れる男』が甦る!

不朽の名作が新たな形で蘇る



2026年の冬、浅草九劇にて、名作ミュージカル『十二人の怒れる男』が特別な演出で甦ります。この作品は、著名な作曲家いずみたくが遺した譜面を基にしており、その音楽に新たな息を吹き込むのは、演出家の五戸真理枝と音楽監督・田中和音です。

いずみたくと『十二人の怒れる男』の歴史


いずみたくの代表的な楽曲には、「見上げてごらん夜の星を」や「手のひらを太陽に」があり、日本の音楽界に多大な影響を与えた人物です。本作の譜面は、彼が1970年代にまだ無名の頃に書いたもので、特定の目的もなく遺族の手に渡りました。

数年前、この原資料が見つかり、その復活の機会が与えられました。五戸真理枝が大胆にも脚本と演出を手掛け、田中和音が音楽を監修することで、いずみたくの楽曲に新たな生命が吹き込まれるのです。

五戸真理枝の独自の視点


五戸真理枝は、物語の核心をしっかりと捉えています。彼女は、主人公の少年を通じて、陪審員それぞれが持つ『正義』の多面性に目を向けます。人間の心理を鋭く描写し、観客が緊迫した法廷で繰り広げられる真実探求の過程を追体験できるよう演出することを目指しています。

彼女が語るように、「信じる者には疑う者が愚かに見え、疑う者には信じる者が愚かに見える」というテーマを引き出し、観客に深い思索の余地を提供します。

音楽監督・田中和音の挑戦


田中和音は、いずみたくが残したメロディに新しいアレンジを加えることに挑みます。音楽の編曲と新たな作曲を担当し、歴史的名作と現代を融合させる独自のアプローチで、観客の心をつかむ音楽を創り上げることを目指します。彼自身も多くの舞台で活躍しており、その才能を存分に発揮することでしょう。

あらすじと魅力


物語はある殺人事件の陪審員室を舞台に展開されます。主人公は18歳の少年で、父を殺した容疑をかけられています。陪審員たちは、少年の有罪判決を下す使命を担い、最初の投票では11人が有罪としましたが、唯一1人が異議を唱えました。その一人の陪審員が、証拠を再考することを提案したことで、議論は白熱し、それぞれの信念や偏見が試されていきます。

この緊迫した法廷劇の中では、各々の陪審員の心理的葛藤が描かれ、時には衝突しながらも、彼らは真実を追求していきます。観客は彼らの思考や感情に引き込まれ、一緒に事件を解決するかのような体験が得られます。

公演の詳細


『十二人の怒れる男』は、2026年2月6日から2月15日まで、浅草九劇で上演されます。

  • - 日程:2026年2月6日(金)〜15日(日)
  • - 会場:浅草九劇、東京都台東区浅草2-16-2
  • - 主催・企画制作:株式会社オールスタッフ / ミュージカルカンパニーイッツフォーリーズ

この歴史的なミュージカルがどのように生まれ変わるのか、是非現地で体験してみてください。観客は新たな音楽とともに、深く心揺さぶる法廷の物語に引き込まれることでしょう。


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