ヤマイチ水産の挑戦
2025-09-02 11:26:18

ヤマイチ水産、新しい冷凍工場設立で環境に優しい製品を追求

ヤマイチ水産が描く持続可能な未来



北海道紋別市を拠点とする株式会社ヤマイチ水産が、2025年に新たな冷凍工場を設立し、すり身製品の品質向上と生産効率の改善に取り組んでいます。この新しい工場は、すり身業界初の完全自動化凍結ラインを導入し、人手不足や老朽化といった課題を解決するために革新を追求しています。

自動化ラインの導入


新冷凍工場では、コンタクトフリーザー「Tak-Auto」を用い、従来の煩雑な作業を自動化。生産工程がすべてコンベアによってつながれており、個別包装から凍結、箱詰めまでの工程が無人で行える仕組みが構築されています。これにより、従来は6〜7人必要だった作業が、なんと2〜3人で運用できるようになり、業務の効率化だけでなく、働く人々の負担も大幅に減少しました。

持続可能な冷凍工場の実現


ヤマイチ水産が取り組んでいるのは単なる労働環境の改善だけではありません。冷凍設備の老朽化を防ぎ、ノンフロン機器の導入にも注力することで、環境にも優しい工場運営を目指しています。特に、自然冷媒を使用した冷却システムを採用することで、CO₂を用いた冷却が可能となり、エネルギー消費の削減につながっています。

品質向上への挑戦


新たに導入したTak-Autoは、冷凍方式の革新により、凍結温度の均一化を実現しました。これにより、製品の品質も向上し、消費者に安全で美味しいすり身を届けるための準備が整いました。運用の効率化により、従業員は新しい技術を活用した運用方法を考える余裕が生まれ、スキルアップの機会も拡がります。

地域資源の活用と未来展望


ヤマイチ水産は、紋別の地で獲れる新鮮な魚を使用し、全国はもちろん海外への販路拡大も視野に入れた戦略を展開しています。現在の冷凍工場を足掛かりに、将来的には地域特有の水産物を活かした新たな商品開発にも挑戦し、さらなる成長を目指しています。これにより、持続可能な製品の提供を通じて、地域経済の活性化にも貢献していきます。

結論


株式会社ヤマイチ水産の新しい冷凍工場は、省人化を実現する最新の設備を導入することで、環境への配慮と品質の向上を達成しつつ、持続可能な未来を実現するための重要なステップとなっています。今後の同社の成長と取り組みに期待が寄せられます。


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