海藻ファーストで健康的な生活習慣を手に入れよう
2025年9月13日と14日に開催された「日本応用藻類学会第23回大会」で、カネリョウ海藻株式会社の海藻科学研究所所長・吉積一真氏が登壇し、注目の研究結果を発表しました。テーマは「海藻ファーストの健康効果」。食事のスタートに海藻を取り入れることで、健康が促進され生活習慣病のリスクが軽減されるとのことです。
海藻に秘められた力
海藻には、フコイダンやアルギン酸、ラミナランなどの多糖類が含まれており、これらは抗酸化作用や免疫調整作用、抗炎症作用など多様な生理活性を持ちます。近年の研究では、これらが生活習慣病の予防に寄与する可能性が見出されています。学際的な分野においても活用が進んでおり、今や機能性表示食品やヘルスケア製品にも取り入れられています。
吉積氏の講演内容
吉積氏は「さぁ はじめるばい!『海藻ファースト』で塩・糖・脂対策!」と題し、海藻ファーストの健康効果について具体的なデータを示しました。現代では、食塩や糖質、脂質の過剰摂取が生活習慣病の発症リスクを高める要因とされていますが、海藻を食事の最初に摂ることで、以下の効果が得られることが実証されています:
1.
食塩の排出促進:血圧の高い方にとって、海藻は血圧を下げる手助けになる。
2.
血糖値の抑制:食後の血糖値上昇を和らげることが分かっている。
3.
脂質消化の穏やかさ:脂質の吸収が緩やかになる。
加えて、朝食に海藻を摂る「海藻ファースト」を実践することで、昼食後の血糖値の上昇を抑えることができるセカンドミール効果も期待できるとされています。
他の専門家の発表
このシンポジウムでは、他にも多くの研究者が海藻の可能性について発表しました。長崎大学の上野幹憲氏は「海藻由来酸性多糖類の生物活性」と題して、海藻が持つ多様な生理作用について詳しく解説しました。また、九州大学の照屋輝一郎氏も登壇し、オキナワモズクから抽出されたフコイダンの抗腫瘍効果についての実験結果を発表しました。
カネリョウ海藻の取り組み
カネリョウ海藻株式会社は、めかぶを使用した「めかぶファースト®」を提案しています。これは手軽で簡単に取り入れられる新しい健康習慣として、多くの人に推奨されています。また、海藻の機能性に関する研究を進め、社会にその価値を広める取り組みを続けています。
このように、海藻ファーストは生活に無理なく取り入れられる健康法として、これからの食生活に注目されることでしょう。カネリョウ海藻が提唱する知識と実践を通じて、より健康的な未来を目指しましょう。
■ カネリョウ海藻株式会社の詳細