坂元のくろず、2025年秋の新たな仕込みがスタート
鹿児島県霧島市福山町で200年以上の歴史を誇る坂元醸造株式会社が、壺を使った米酢作りの伝統を守り続けています。2025年の秋には新たに仕込みが始まり、その瞬間が待ち遠しいです。歴史あるこの黒酢は、太陽の力と微生物の働きによって時間をかけてじっくりと育まれ、私たちの誇りであり続けています。
伝統の製法とは
坂元醸造では、壺造り黒酢の製造は9月1日から10月末まで行われます。熟練の職人たちが丹念に仕込むその姿は、まるでアートのようです。お醤油の製造には、地元で育まれた気候や土壌が大きく影響します。福山町は、その独自の環境のおかげで、世界でも類を見ない製法が確立されています。この地の自然の力を借りて、糖化や発酵、最終的な黒酢になるまでの過程が連鎖的に行われるのです。
2025年の仕込みは午前9時30分から始まり、取材も受け付けているので、黒酢作りの現場を間近で見ることができるかもしれません。取材に興味のある方は是非お問い合わせください。
黒酢命名50年の歩み
実は「くろず」の名称が定着したのは、約50年前のことです。それまでは福山酢や壺酢など、様々な呼び名で親しまれていました。1975年には、坂元醸造の5代目である坂元昭夫が黒酢の研究を行っている方々との会議を通じて、特徴あるこのお酢に「くろず」と命名しました。この名称が広まることで、黒酢の受け入れられやすくなったと言われています。
様々なところで行われてきた研究によって、黒酢の健康効果が科学的に証明されるようになり、その認知度は急速に高まりました。これもひとえに、坂元醸造の地道な努力の結果です。
成功を重ねる探索
坂元醸造では、黒酢がもたらす健康効果をもっと多くの人々に伝えるために、現在でも16の大学と共同で研究を進めています。また、代表的な施設である「坂元のくろず壺畑」も新たにリニューアルオープンし、来訪者にとってより魅力的な場所となることを目指しています。
さらに、国際的な展開や製品化に向けて、福山工場はISO22000やFSSC22000の認証を取得するなど、今後の進化に向けた準備を着々と整えています。これからも坂元醸造の歩みを見守り、支持していきましょう。
お問い合わせ先
興味を持たれた方は、坂元醸造に連絡を取ってみてください。貴重な体験が待っているかもしれません!
TEL: 099-258-1777
公式サイト:
坂元醸造