能登大納言を使った新たな和菓子の魅力
近年、長い歴史を持つ和菓子店、茂助だんごが新たに販売を開始した『能登大納言の羊羹』と『能登大納言と抹茶のマフィン』。これらのスイーツは、石川県能登地方で育まれる人気の小豆「能登大納言」を使用しており、その背景には復興への願いが込められています。
能登大納言とは?
「能登大納言」は、能登半島で育てられた希少な小豆で、その大きさや香り、甘さの質において特出しています。実際に石川県のブランド認定制度「百万石の極み」にも選ばれるほど、その品質は高く評価されています。しかし最近の地震などによって生産環境が大きな打撃を受け、今まさに生産者たちの想いが試されている時期です。
能登大納言の生産者の想い
この貴重な小豆を育てているのは、地元の生産者である前口さん。彼の言葉によれば、能登大納言は「この土地でしか育たない豆」とのこと。粒が大きく皮が薄いこの小豆は特に風味が豊かですが、育成には手間と愛情が必要です。「手間がかかるからこそ、味わいの違いがはっきりと出る」と前口さんは熱心に語ります。
株式会社食文化の役割
和菓子と洋菓子を交えた新商品を通じて、私たち株式会社食文化は、消費者に能登大納言の魅力を伝えることに注力しています。この小豆の素晴らしさを通じて、消費者と産地とのつながりを強化したいとの思いから、2品を企画しました。
茂助だんごの伝統と技
創業127年の茂助だんごは、豊洲市場に位置する老舗の和菓子店で、長年培った目利きと職人の技を駆使しています。「今できることは、私たちの製品を通じて表現すること」との思いのもと、能登大納言を活かしたスイーツが生み出されました。
能登大納言の羊羹
この羊羹は、能登大納言の特長である大きな粒と薄い皮を活かし、小豆本来の甘さを存分に引き出しています。じっくりと炊き上げられた羊羹は艶やかな見た目で、後味もすっきりとしています。まさに小豆の旨味をストレートに味わえる逸品です。
能登大納言と抹茶のマフィン
続いてご紹介するのは、ぎっしりと詰まった能登大納言が特徴のマフィンです。蜂蜜を加えることでしっとりとした食感を演出し、抹茶のほろ苦さが豆の甘みを引き立てる絶妙なコンビネーションを楽しめます。
まとめ
能登大納言を使用したこれらのスイーツは、ただの和菓子に留まらず、復興への希望と生産者の想いが詰まっています。食文化と茂助だんごが贈るこれらの新商品で、ぜひその素晴らしさを体験してみてください。