三重県立四日市農芸高校の養蜂プロジェクト
2025年、三重県立四日市農芸高校が県内初の本格的な養蜂活動を開始しました。過去に牛や豚などの畜産動物を学んできた生徒たちの「ミツバチも育ててみたい」という声をきっかけに始まったこのプロジェクトは、農業教育の新たな形として注目されています。実際に蜂を飼育し、蜜を採取することで、生徒たちは命の重さや環境との共生について深く学ぶことができるのです。
生徒の好奇心からスタート
生徒からの「ミツバチも育てられないか?」という一言が、このプロジェクトの出発点でした。学校内での養蜂活動を通じて、彼らは蜂の飼育から採蜜、環境保護についても実践的な知識を得ることができます。将来的には、これらの経験が農業や養蜂の進路選択に影響を与えることが期待されています。
養蜂の技術を支える松治郎の舗
このプロジェクトを支援するのが、創業100年以上の歴史を持つ株式会社松治郎の舗です。代表取締役であり、三重県養蜂協議会の会長でもある水谷俊介さんは、養蜂活動の重要性をこう語ります。「ミツバチは自然の生態系を支える重要な存在ですが、近年は減少しています。この学校での養蜂活動を通じて、農業の本質を体感し、命を育てることの大切さを実感してほしい」とのこと。月に一度以上の訪問を通じて、生徒たちに基礎技術や管理方法を指導することで、地域に根ざした農業教育としての役割も果たしています。
持続可能な農業教育の発展へ
四日市農芸高校では、今後もミツバチの管理を通じて地域に養蜂の魅力を広めることを目指しています。生徒たちがここで得た経験は、将来的には養蜂や地域農業を選ぶ際の大きな要素になるでしょう。6月には初めての採蜜も行われ、生徒たちは自らの手で蜜を作り出す喜びを体験しました。
未来につながるプロジェクト
この「学校養蜂」は、農業教育をより実践的に、そして地域に密着した形で広げる新しいモデルケースとして注目されています。松治郎の舗や三重県養蜂協会、四日市農芸高校が手を組むことで、環境、教育、地域産業の未来に希望が生まれつつあります。
株式会社松治郎の舗について
株式会社松治郎の舗は、1912年の創業以来、日本の自然と調和し、高品質のはちみつやローヤルゼリーを生産しています。「自然からの贈り物であるミツバチ製品を通じてお客様を笑顔にする」という理念のもと、持続可能な養蜂を実践し、環境保護活動にも力を入れています。
お問い合わせ先
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広報担当: 水谷・小野
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所在地: 〒515-0083 三重県松阪市中町1873番地
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TEL: 0598-26-8133
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Email: media@matsujiro.co.jp
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Web:
https://matsujiro-global.com/jp/
このプロジェクトを通じて育まれる次世代の養蜂家たちが、未来の環境をどのように形成していくのか、ますます注目が集まります。