光が生む美しいフォルム - 高臣大介「LUMINOUS FORMS」展
2026年2月13日(金)から22日(日)まで、東京・原宿の3rdparty storeで開催される高臣大介のガラス作品展「LUMINOUS FORMS」。この展覧会は、インテリアスタイリスト井上里恵子が手がける特別なイベントであり、日常に豊かな美をもたらすことを目的としています。
光と形の交差点
本展のタイトル「LUMINOUS FORMS」は、まさに高臣さんの作品そのものを表しています。作品はいずれも光を内包し、静かにその存在感を放ちます。花を生ける目的で作られた器であっても、そこに花がなくとも、光と空間によって美しいフォルムが引き立ちます。このように、作品の本質が増幅され、観る者に新たな発見をもたらします。
高臣大介の世界観
高臣大介さんは、北海道の洞爺湖の近くに工房を持ち、ガラス作品を手がける実力派の作家です。生活に彩りを添える食器や花器、照明器具など、役立つアイテムからアートとしての存在感を持つ作品まで、幅広い表現で知られています。高臣さんの作品には、素材であるガラスと真摯に向き合う姿勢が感じられます。それが彼の世界観を形作るのです。
一輪挿しとの出会い
私が初めて高臣さんの作品に触れたのは、一輪挿しでした。その透明度と独特のうねりを持つ形状は、まさにアートそのもの。安定しているのに軽やかで、存在感がありながらも静けさを保つその佇まいに心を奪われました。高臣さんの作品には特定の文化圏にとらわれない普遍的な美しさがあり、どんなインテリアにも自然に溶け込むのです。本展では、特に3rdpartyのインテリアにぴったりの一輪挿しや他の花器を展示します。
技法へのこだわり
高臣さんの作品制作には、宙吹きガラスという古典的な技法が用いられています。この製法は、溶けたガラスを吹き竿に取り、息を吹きかけながら形を作っていくもので、型は使わずに作られます。作り手の判断と技術によって生成されるため、同じものは二度と生まれない独特の作品ばかりが揃います。
ガラスが描く物語
高臣さんは、学生時代に初めて見たガラス作品の美しさに魅了されたそうです。そして、無色透明なガラスにこそ本来の魅力があると考えています。それは、ガラスが瞬時に変化し、その中に意図や偶然の中での美しさを宿しているからです。その自由で動的なフォルムは、あたかも生命を宿しているかのように感じられます。自然の氷柱や氷の模様に似た美しさを持ちながら、実は高臣さんの作品には「人」に対する深い理解と愛が込められています。人との出会いや思い出が形になり、一つの物語を紡ぎ出しているのです。
日常の美を感じる
一輪挿しは、花のある生活を手軽に楽しむためのアイテムです。高臣大介さんの「LUMINOUS FORMS」で表現されたガラスの叙情的な世界をぜひ体感してみてください。会期中、さまざまな作品に触れ、自分自身の日常に美を添えてみてはいかがでしょうか。
展覧会詳細
- - 会期:2026年2月13日(金) - 22日(日)
- - 会場:3rdparty Harajuku Store(東京都渋谷区神宮前2-35-9 原宿リビン509)
- - 営業時間:10:00 - 19:00(12:00 - 13:00 は閉店)
- - 土日も営業
この機会にぜひ、高臣大介さんのガラス作品に触れ、その美に包まれた特別な時間をお楽しみください。