ファンケル大学が挑戦する新たな研修手法
株式会社ファンケルは、社員の教育をより効果的に行うため、社内教育機関「ファンケル大学」で新しい研修プログラムを導入しました。それが、人工知能(AI)を活用した「AIロープレ」です。これは、従来のマンツーマン指導スタイルから一歩進んだ、効率的で効果的な研修ツールとして期待されています。
AIロープレ導入の背景
ファンケル社内の従来の研修方式では、トレーナーが受講者一人一人に時間をかけて指導するスタイルが採用されていました。この方法はきめ細かな指導が可能な一方で、「時間がかかる」「評価が個人に依存する」といった問題がありました。これに対処するため、AIロープレを導入することでより効果的な学習環境を構築しています。
AIロープレの特徴
AIロープレは、営業や接客業界での人材育成をサポートするために開発されたツールで、受講者が実際の業務を想定した模擬応対を繰り返し練習することができます。これにより、場所や時間に制約されることなく、繰り返し練習が可能になるのです。
客観的なフィードバック
AIロープレでは、事前に設定した評価基準に基づき、応対内容を客観的に可視化します。これにより、評価のばらつきを抑えることができ、受講者は自分の改善点を迅速に認識できます。会話内容を振り返ることで、次の応対に活かすことができるため、自己成長が促進されます。
心理的安全性の確保
AIがお客様役を演じることで、受講者が人と接する際に感じやすい緊張感やプレッシャーを軽減します。この環境が、失敗を恐れずに挑戦できる心理的安全性を提供し、学習意欲の向上に繋がります。
ファンケルの企業理念と教育の一体化
ファンケルでは、単に教育の効率化を図るだけでなく、お客様一人ひとりのライフスタイルや心情に寄り添う応対を継承することにも力を入れています。この理念を基に、AIロープレの評価基準も詳細に設計されています。お客様の不安や気持ちに寄り添う姿勢を大切にしながら、教育の質も向上させています。
今後の展開
AIロープレは2026年1月から新入社員向けの受注研修を皮切りに、今後は他の研修プログラムでも導入を進める予定です。ファンケル大学は、テクノロジーを駆使しながらも人の力を尊重して、より良いお客様体験を提供することを目指しています。
この新たな試みを通じて、ファンケルの「人に寄り添う応対」という価値観が次世代に引き継がれていくことが期待されます。