ザ・ウォークメンのフロントマン、ハミルトン・ライトハウザーが待望のニューアルバム『This Side Of The Island』を2025年3月7日にリリースすることを発表しました。彼は今作からのシングル「Knockin’ Heart」を公開し、音楽ファンの期待を高めています。
この新しいアルバムは、ハミルトン・ライトハウザー自身とザ・ナショナルのアーロン・デスナー、そして彼の妻アンナ・スタンフが共同プロデュースしています。過去のアルバム『I Had A Dream That You Were Mine』や『The Loves Of Your Life』とは異なり、今回の作品はよりグルーヴィーでヘビーなベースを効かせたモダンなサウンドに仕上がっています。社会的なテーマや政治的なメッセージを背景にしながらも、彼らしい楽観主義とともに描かれるユーモラスな側面が特徴です。
ハミルトンは、ニューヨークの自宅スタジオ「ザ・ストラグル・ハット」での自由な音楽制作を好んでいますが、8年間の演奏活動の後、今回はアーロン・デスナーが手がけるニューヨーク州北部の「ロング・ポンド・スタジオ」で制作に取り組みました。アーロン・デスナーは、テイラー・スウィフトやグレイシー・エイブラムスなどとのコラボレーションで知られ、今作では壮大かつモダンなサウンドを彩るためにほぼ全てのトラックにおいて異なる楽器を演奏しています。これにより、時代を超越した魅力あるアルバムが誕生したのです。
シングル「Knockin’ Heart」についてハミルトンは、自身の以前の恋愛を思い起こしながら作った曲だと語っています。その内容は、恋人に宛てた愛のメッセージであり、彼は「君が許してくれるなら、僕は一生君を愛し続ける」と歌います。この曲は1年以上も温められていたもので、デスナーとのコラボレーションによって新たな魅力が加わりました。実際、デスナーが導入したベースの手法は、ハミルトンにとっての新たな経験であり、彼はこの曲の正式なリリースを心待ちにしています。
ハミルトン・ライトハウザーは、2000年代初頭にニューヨークの音楽シーンに登場し、その個性的な歌声とユーモアあふれる歌詞で瞬く間に注目を浴びました。彼のパフォーマンスは、コーチェラやSXSW、ロラパルーザなどの大規模な音楽祭でも話題です。ヴォーグ誌は彼の音楽スタイルを絶賛し、“危険なものから美しいものへ変化することを恐れない”と評価しています。
今後の予定として、ハミルトン・ライトハウザーは2024年夏にアイドルズとの共演を予定しており、そのパフォーマンスにも期待が寄せられています。また、過去にロスタム・バトマングリとのコラボレーションで制作したアルバムが高く評価されていることから、ファンたちは彼の次の一手を心待ちにしているでしょう。
リリース情報として、シングル「Knockin' Heart」は現在配信中で、アルバム『This Side Of The Island』は2025年3月7日に発売予定です。ハミルトン・ライトハウザーは公式サイトやSNSで最新情報を発信しており、今後の活動にぜひご注目ください。