京都の伝統が息づく片山文三郎商店、90周年を迎え新たにオープン

京都の伝統が息づく新たな体験を

京都の名店、片山文三郎商店が1935年に完成した本店をリニューアルオープンします。創業から110年、90周年を迎えたこの歴史ある店舗は、四条烏丸の近くに位置し、長年にわたり皆に愛されてきました。新たに生まれ変わるこの店舗は、伝統の中に現代的な感覚を融合させることを目指しています。

リニューアルの背景

片山文三郎商店は、2004年から小売営業を始め、これまでに多くの顧客に「京絞り」の魅力を届けてきました。しかし、店舗自体は老朽化が進行しており、改修が必要な時期が訪れました。このリニューアルを通じて、町家の個性を最大限に引き出しながら、未来に向けて新しいスタートを切ることを決意しました。

新たな空間デザイン

改装後の本店は、1階ショップが8月5日にプレオープンし、8月27日には2階の新スペースも含めたグランドオープンが予定されています。1階では、ブランド「BUNZABURO」によるポリエステル素材のスカーフやバッグ、洋服が取り扱われ、片山文三郎商店によるシルク製品も楽しめます。

2階には新ブランド「KATAYAMA」のショールームが誕生し、ここでは絞り染めのアーカイブ資料がインスタレーション形式で展示されます。初公開となる資料に触れながら、ブランドの進化を体感できる貴重な機会になることでしょう。さらに、今後はアーティストの展覧会も企画されています。