オーガニック味噌のリーディングカンパニー、ひかり味噌の挑戦
長野県に本社を構えるひかり味噌株式会社は、2025年にドイツ・ケルンで開催される欧州最大級の食品見本市「ANUGA 2025」に出展を計画しています。この見本市は、世界中の食品業界の最新トレンドを発信する場として知られており、ひかり味噌は日本の伝統食品である味噌を広く知ってもらう絶好の機会を得ています。
多様な商品展開
ひかり味噌の出展ブースは、Hall 2.1のJAPAN PAVILION内のブースC-047aと、オーガニック商品のみが出品されるAnuga Organicエリア内のPassage 4/5に位置するブースB066の2カ所です。JAPAN PAVILIONでは、ヨーロッパ向けに特化した味噌や即席みそ汁を中心に、様々な商品を取り扱う予定です。また、Anuga Organicエリアでは、7種類のオーガニック味噌や液状味噌が展示され、訪問者にその魅力を伝えます。
このように、ひかり味噌は自社の強みを生かし、海外市場でのプレゼンスを高めています。特にオーガニック商品の需要が高まる中、同社は高品質で安心安全なオーガニック味噌を提供し、経済的成長を図っているのです。
日本食と発酵食ブーム
近年、海外では日本食と発酵食品が人気を博しています。この影響から、ひかり味噌の味噌輸出量も急増しており、2024年の輸出量は前年比115%増の23,497トンに達しました。ひかり味噌は、特に海外専用のパッケージ商品を開発し、アメリカやヨーロッパを中心に55カ国以上に展開しています。このような戦略的なアプローチが、成長を後押ししています。
30年以上の取り組み
ひかり味噌は、「自然の恵み、いただきます。」というブランドメッセージを掲げ、オーガニック味噌の開発を主力事業として位置づけています。1997年には、アメリカの有機認証団体から認証を受け、以来今日までオーガニック製品の販売に取り組んできました。2001年には日本の有機JAS認証も取得し、さらなる信頼性を確保。
同社は、オーガニック味噌の製造過程で持続可能性を重視し、原材料から包装資材の選定に至るまで慎重に行っています。この姿勢は、サステナビリティにおける取り組みを強化する上でも重要な要素となっています。
まとめ
2025年のANUGAでの出展を通じて、ひかり味噌は日本の伝統的な味噌文化を世界に広めるとともに、オーガニック味噌の魅力をより多くの人々に伝えるチャンスを迎えます。食のグローバル化が進む中で、ひかり味噌の挑戦は今後ますます注目されることでしょう。調和の取れた美味しさと健康を届けるオーガニック味噌が、世界中でどのように評価されるのか、今後の展開から目が離せません。