19年ぶりの進化！ヤマハサイレントチェロ『SVC300シリーズ』登場

19年ぶりの進化！ヤマハサイレントチェロ『SVC300シリーズ』が登場

2025年10月3日、ヤマハ株式会社から新たにリリースされるのは、待望のサイレントチェロ『SVC300シリーズ』です。19年間の研究と開発を経て、アコースティックチェロ特有の本格的な音色と静かな環境を両立させたこの新モデルは、これからの演奏者にとって新たな選択肢となることでしょう。

サイレントチェロとは？

サイレントチェロは1998年に初代モデルが登場し、静音性と演奏感を兼ね備えた楽器として人気を博してきました。その技術をさらに進化させたのが、この『SVC300シリーズ』です。サイレントチェロとして有名なこの楽器は、自宅での練習からパフォーマンスまで多様なシーンで活用されています。

本格的なサウンドを追求する『SVC300シリーズ』

新たに搭載された「SRTパワードシステム」により、サイレントチェロでありながらアコースティックチェロの豊かな音色を享受できます。これは、録音されたアコースティック楽器の音を分析し、その響きや風合いを再現する音響技術を活用したものです。この技術により、共鳴胴のないデザインでも、チェロらしい自然で深みのあるサウンドを実現しています。

自由自在な音作りが可能

『SVC300シリーズ』の大きなポイントは、多様な音色の選択肢と直感的な操作性です。楽器本体に備えられたノブを使って、奏者として聞く音とレコーディング用の音両方を選択し、リバーブの調整や音域別の強弱を設定することができます。この自由度の高い音作りにより、演奏者は自分のスタイルや演奏シーンに最適なサウンドを楽しむことができるのです。

CモデルとFモデル、選べる2つのスタイル

『SVC300シリーズ』には、CモデルとFモデルの2つのデザインが用意されています。Cモデルはエッジの効いたタイトな音色で、特にロックやポップスなどの演奏にマッチします。一方、Fモデルは柔らかな響きが特徴で、アコースティック楽器らしいナチュラルな音を楽しむことができます。2つのモデルは、それぞれ異なる個性を持ち、両方ともパールホワイトのバリエーションも用意されています。これにより演奏者の個性を引き立てることができ、パフォーマンスの場でも映えることでしょう。

デザインと機能性の融合

また、両モデルとも洗練されたデザインが施されています。Cモデルは折りたたみ機能がついており、シャープな印象を与えます。一方、Fモデルはアコースティック楽器にふさわしいフレームデザインで、演奏者にとっての存在感を放ちます。さらに、天然木の質感を最大限に利用した外観は、所有する喜びを一層高める要因となります。木目が美しく際立った仕上がりにより、個性的で魅力的な表情を楽しめることでしょう。