LuckyFMの新しい一歩!AM放送からFMラジオへの完全移行
株式会社LuckyFM茨城放送は、2026年2月1日からAMラジオ放送の下国井送信所の運用を休止することを発表しました。この方針は、AM放送からFM放送への転換を進めるためであり、これにより県内の全てのAM放送局が運用停止になります。これまで同社は、AMとFMの両方で同じ番組を放送していましたが、この変革を機にFM放送に注力することとなります。
1963年の開局以来、長らくAM放送を支えてきたLuckyFMにとって、今回の運用休止は新たな挑戦と言えるでしょう。2011年の東日本大震災以降、2015年からはFM放送を開始し、AM放送と同内容の番組を放送してきました。特例措置に基づく今後の方針転換は、全てのAM放送が休止される流れの一環です。
FM放送の強みと利点
FM放送システムは、AM放送に比べて耐障害性に優れています。特に高い場所に設置されたFM送信機は、災害時でも安定した放送を提供します。さらに、FM放送の電波は波長が短いため、室内での受信が容易であり、リスナーにとって快適な聴取環境を提供します。これにより、LuckyFMは経営基盤の強化を目指しています。
FM放送のサービスエリアは、AM放送の3局のエリアを100%カバーしており、リスナーにより広範囲にわたる情報を届けることが可能です。ただし、運用休止にあたり、聴取者や地域社会への影響も考慮し、告知期間を通常の3か月以上から5か月へ、運用停止期間は6か月以上から8か月に延長することが決定されました。
未来への展望
LuckyFMは、今後も多くのリスナーとのつながりを大切にし、情報発信に努めていきます。そのため、ホームページや番組を通じてしっかりと告知を行い、関係自治体への説明も積極的に行っていく方針です。また、インターネットラジオ「radiko」を通じて、関東1都6県での聴取をさらに促進していきます。
新たなスタートを切るLuckyFMに、ぜひご注目ください。音楽、ニュース、スポーツなど多彩なコンテンツを提供し、地域に密着した放送局としての役割を果たしていきます。これからのLuckyFMの展開に大きな期待が寄せられています。