京都・大阪のスーツケースリユースサービス「ReCase」が登場
京都と大阪に位置する4つのホテルが、新たにスーツケースのリユースサービス「ReCase」を導入しました。この取り組みは、日本鞄材株式会社が展開する回収・リユース事業で、放置されたスーツケースを回収し、新たな価値を付与することを目的としております。
近年、スーツケースの処分が社会問題となっており、無駄な廃棄を減らすことが求められています。日本鞄材は、ホテル運営事業を行うBanyan Group(バンヤン・グループ)と連携し、環境に優しい循環型プラットフォームを構築。宿泊者が置き忘れたスーツケースを回収し、清掃や整備を行った後、再販やリサイクルに回すことで資源の効果的な使用を促進します。
新たなサービス導入の背景
今回の提携を通じて、バンヤングループは「環境を大切にし、人々に力を与える」という理念のもと、持続可能な観光や地域への貢献を実現しようとしています。スーツケースを使い捨てるものから、持続可能に利用するものへと変えることで、環境への負荷を減らし、地域の人々に新たな価値を生み出しています。
導入ホテル一覧
ReCaseの特徴
迅速な回収
放置されたスーツケースは、最短2日で回収が行われ、ホテルのバックヤードの圧迫やスタッフの負担を軽減します。
循環型モデルの推進
回収したスーツケースは、状態によって再販や修理用パーツとしての活用が行われ、廃棄ゼロを目指します。
環境貢献
この取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)12「つくる責任 つかう責任」への貢献にもつながります。
初期費用ゼロ
ホテルがこのサービスを導入する際、初期費用は必要なく、手軽にスタートが可能です。
今後の方針
「ReCase」は現在、全国150以上のホテルで導入されていますが、さらなる展開が計画されています。他の宿泊施設や自治体と連携した地域単位での取り組みを検討しており、広がりを見せることが期待されています。日本鞄材では、導入施設向けに無償のSDGs案内や館内掲示ツールの提供も行い、環境への配慮やスムーズなご案内をサポートします。
バンヤングループの理念
最後に、バンヤングループは世界各地に100以上のホテルやリゾートを展開し、環境を大切にする観点からリジェネラティブ・ツーリズムを推進しています。持続可能な旅を提唱しながら、ゲストに独自の体験を提供し続ける姿勢が強調されています。
こうした取り組みを通じて、より良い未来へと進んでいきましょう。