女性の力が集結した「匠の饗宴」開催
国際女性デーに合わせて、福岡のアクロスで特別な展示会「匠の饗宴」が開催されます。このイベントは、全国から集まった30人の女性伝統工芸士たちによる魅力的な作品を展示し、来場者が五感で伝統工芸を体験できる機会を提供します。
開催概要
- - 日時: 2025年3月6日(木)~9日(日) 10:00~17:00(最終日は16:00まで)
- - 会場: アクロス福岡1階アトリウム、円形ホール、2階交流ギャラリーほか
- - 入場: 無料
この展示会は、全国から12都府県、20の多彩な工芸品を持つ24人の女性伝統工芸士が一堂に会する、国内でも類を見ないイベントです。地域の素材や風土が反映された美しい工芸品が並びます。特に注目すべきは、ユネスコの無形文化財として認定された「伝統的酒造り」に関連するコーナーで、九州初の女性杜氏も参加予定です。
五感で楽しむ工芸品
会場では、約1,000点に及ぶ工芸品が展示され、購入も可能です。作品の展示だけでなく、実演や体験の機会も豊富に用意されており、来場者は実際に作り手と触れ合いながら、工芸の世界を間近で体感することができます。
実演および制作体験は、毎日行われ、特に予約制の体験では、作り手の技を目の当たりにした上で学べる貴重な時間となります。
- - 実演・制作体験時間: 10:00~12:00、13:00~16:00
テーマ作品展示とトークセッション
展示会では、約100本のミモザで彩られた空間に、日本の美しい「伝統色」をテーマにした作品が並びます。参加する女性匠たちは、それぞれの風土や気候を反映させた独自の染色技術を駆使し、素晴らしい作品を披露します。
さらに3月8日には、注目のトークセッションも開催予定です。「土地の物語が教えてくれること」をテーマにしたセッションでは、九州の風土や歴史に根ざした新たなストーリーを語ります。
IKI LUCA代表小倉知子、um design代表TOMOCO、(株)UNAラボラトリーズ共同代表田村あや
3月9日には、「伝統を未来に繋ぐ女性の感性から生まれるもの」というテーマで、若波酒造の今村友香さんを含む女性たちが伝統工芸の可能性について話し合います。こちらは日本酒の試飲も楽しめる限定イベントです。
若波酒蔵八代目杜氏今村友香、伝統工芸士・女性の会代表梶原真理江、相澤久美子
和菓子体験と調香体験
展示会では、和菓子や呈茶席も楽しむことができます。久留米市にある「日果」の和菓子を販売し、さらに呈茶席では先着50名に和菓子を提供します。
また、和菓子を用いた花絞り体験や植物香水の調香体験もあり、参加者は自分だけの香りや作品を制作できます。
- - 花絞り体験: 2,500円
- - 調香体験: 4,000円
このように「匠の饗宴」は、女性たちの力と創造力による新たな文化の発信の場となります。ぜひこの機会に、たくさんの魅力ある作品を見に行ってみてください。