タオル業界の新星、伊澤タオル株式会社が新規上場を果たす

タオル業界の新星、伊澤タオル株式会社が新たな一歩を踏み出す

2025年6月20日、伊澤タオル株式会社が東京証券取引所のスタンダード市場に新規上場しました。創業以来支えてくださった全ての方々への感謝の気持ちを込めて、同社はこの新たな挑戦を発表しました。

伊澤タオル株式会社とは

伊澤タオルは1970年に設立され、消費者の視点から日用品としてのタオルの使いやすさを追求してきました。「悩んだらこのタオルを買えば安心」と思われる製品のグローバルスタンダードを確立することを目指しており、特に自社ブランド「タオル研究所」を通じて、幅広い商品を展開しています。小売店やキャラクターIP事業者とパートナーシップを結び、オンライン販売も積極的に行っています。今後は海外市場にも進出し、全世界の人々に快適な日常を提供することを目指しています。

数字で見る伊澤タオル株式会社

企業の成長を数字で見ると、国内のタオル市場は2021年度で約1,560億円、2022年度で約1,580億円、2023年度で約1,588億円に拡大しています。これは、今後も1,600億円前後で安定した成長が見込まれています。特に、大手小売業者が開発するプライベートブランド(PB)商品が増加傾向にあり、価格だけでなく独自性を競う手段として重要視されています。また、EC市場も新型コロナウイルスの影響で急成長を遂げ、消費者注目商品をまとめ買いするニーズが高まっています。

特徴的なビジネスモデル

同社のビジネスモデルは大きく二つの特徴があります。一つはファブレスモデルを採用している点です。自社工場を持たず、主に海外の協力工場に製造を委託し、設計や製造工程も自社が管理することで、品質を保ったまま大量生産を実現しています。二つ目のポイントは、研究・開発、企画から製造委託、販売までの一貫した商流をマネジメントしていることです。このシステムにより、消費者の需要を迅速に捉え、機動的な生産が可能となっています。