WOWsとアカツキの新たな挑戦
2025年8月、次世代クリエイターエージェンシー「WOWs(ワオズ)」が株式会社Nateeから分社化し、アカツキグループに参画することが発表されました。この動きは、SONSやショート動画領域におけるクリエイターを起点とした新しいエンタメの価値創出を加速することが期待されています。またアカツキが持つIPプロデュースやグローバル展開のノウハウを活かし、WOWsとのシナジーを生むことが目的です。
WOWsの理念と背景
WOWsは、2024年にNatee内の事業ユニットとして立ち上がり、以来クリエイターやタレントの発掘・育成・マネジメントを行ってきました。設立から1年以内に収益性と独自性を確立したことが、迅速かつ自律的な意思決定を可能にし、分社化の決断を促しました。WOWsは今後、自らのブランドを強化し、クリエイターを中心に新たなビジネスの形を構築します。
アカツキとのシナジー
アカツキは、ゲームやコミック、映像といった多角的なIP価値の創造を手掛けるエンターテインメント企業です。WOWsが強みとするSNS上でのトレンド創出力とアカツキの豊富な実績やネットワークを掛け合わせることで、クリエイターやタレント個々の価値を最大化する新たなプロデュース体制を構築します。
この提携により、WOWsは「クリエイターの広告価値を最大化する」モデルから、「クリエイターとの共創による新たな価値創出」モデルへと進化します。さらに、オリジナルIPやブランド、イベントのプロデュースを積極的に展開し、個の力を社会を動かす文化へと昇華させる挑戦を行います。
代表者からのコメント
WOWs代表取締役CEOの李晟在氏は、今回の参画について「アカツキとのコラボレーションは、クリエイターの夢と市場の価値を結びつける新たなステージへの第一歩です」と語っています。特にアカツキの代表・香田氏が掲げる「人と文化へのまなざし」に共感し、SNSを活用することで表現の価値が社会を動かす原動力となると確信しています。
また、次にアカツキ代表の香田哲朗氏が、WOWsの事業が「エンターテインメントとライフスタイル」という領域での革新に寄与すると高く評価しています。クリエイターが持つ感情を動かす力が、消費者との接点をより密接に結びつけ、新しい体験を提供することが可能になるでしょう。
クリエイターの新しい時代の幕開け
WOWsは、従来のエージェンシーに留まらず、クリエイター支援やSNSマーケティングの枠を超えて、社会を豊かにする新しい価値を創造していく考えです。この姿勢が、クリエイターの可能性を広げるだけでなく、新しい文化の創造にもつながると期待されています。
今後もWOWsの動向に目が離せません。引き続き、彼らの挑戦とその成果に注目していきましょう。