アジアの新鋭デザイナーがNYFWに挑む!
2025年2月11日、アジアの若手デザイナーたちが集まる「Asia Fashion Collection」(AFC)の12回目の舞台がニューヨーク・ファッション・ウィーク(NYFW)で行われました。本イベントは、株式会社バンタンと株式会社パルコが手を組んで主催しており、さまざまな国から新鋭のデザイナーたちを発掘し、インキュベートする取り組みのひとつとして注目されています。
AFCと若手デザイナーの結びつき
AFCは韓国や台湾を含むアジア各国と連携し、選ばれた若手デザイナーたちの制作活動を支援しています。具体的には、制作費や素材提供、渡航費のサポートを通じて、彼らがNYFWやその他の国際的なファッションイベントに参加できる環境を整えています。今年は、日本から3ブランド、韓国と台湾からそれぞれ1ブランドが選ばれ、合計5ブランドのデザイナーたちがこの重要なステージに立ちました。
出場したデザイナーたちは、フィッティングを通じてモデルの服を直接仕上げるという貴重な体験を得ることができました。ファッション誌の関係者やバイヤーなど、業界の重要な人たちが集まる中で、彼らの新作コレクションが披露され、その場は熱気に包まれました。
ブランド紹介:多様性が息づくコレクション
今回のステージでは、次の5ブランドが登場しました。
- - yosuke haga(芳賀陽介、代表ブランド:yosuke haga)
- - Bill Bill(世良洸稀、河村小太郎、代表ブランド:Bill Bill)
- - LITTLE BEDROOM(小松大空、代表ブランド:LITTLE BEDROOM)
- - MEG KIM(Meg Kim、代表ブランド:MEG KIM)
- - PCES(Yu Chi, Lee、Chih Yun, Chang、Bruno Hayon Chung、代表ブランド:PCES)
それぞれのデザイナーは特有のクリエイティビティを生かし、多様性溢れるコレクションを展開しました。特に「LITTLE BEDROOM」の小松大空氏は、ギークカルチャーをテーマにした作品を発表し、国内外での展開を見据えた意欲を語っています。
知名度アップの舞台としての役割
AFCは、多くのデザイナーにとって名刺代わりとなる貴重な場です。毎年行われるこのイベントでは、若手デザイナーたちが自らを表現する機会を手に入れるだけではなく、国際的な展示会への参加も視野に入れることができます。今後、各ブランドは渋谷PARCOでの展示が予定されており、台湾のファッションショーにも出展のチャンスが提供されるなど、さらなる飛躍が期待されます。
AFCの目指す方向性
AFCは、アジアのファッション業界の発展を目的としたプロジェクトであり、若手デザイナーに対するサポートを続けながら、そのビジネスを拡大させる後押しをしています。過去には注目のブランド「DAIRIKU」を輩出するなど、成功の実績も持っています。アジアのファッションが、この世界的な舞台で注目を集める日も近いかもしれません。
このように、AFCは単なるファッションの枠を超え、地域文化の発信でもあるのです。今後も注目していきたいプロジェクトの一つです。詳しくは公式サイトで情報をチェックしてみてください。