アース製薬とアタム技研が共同開発した介護業界初のマットレス洗浄機

介護業界初！アース製薬とアタム技研の革新技術

介護業界における新たな革命を目指すアース製薬株式会社とアタム技研株式会社は、技術の融合を果たし、介護用のマットレス洗浄機を開発しました。これにより、介護現場が抱えるさまざまな課題に立ち向かいます。

MA-T技術の導入

開発されたのは、2枚型マットレス洗浄脱水機『MRⅡ-2171M』と2段式エアーマットレス洗浄機『AMⅡ-2702M』。これらの洗浄機は「MA-T®」という革新的な酸化制御技術を採用しています。この技術により、介護業界での作業負担軽減が期待されています。

介護現場の問題点

介護の分野では、作業者の人手不足、作業負担の増加、臭気対策といった課題が常に存在しています。従来の洗浄方法では、消毒薬の取り扱いが煩雑であったり、そのために生じる健康リスク、設備の腐食など、多くの問題が指摘されています。そこで、新しい洗浄機はその根本的な解決策となるでしょう。

洗浄時間の短縮

新開発の洗浄機は、洗浄から脱水までの工程を見直すことで、全体の洗浄時間を約30％短縮しました。この劇的な改善は、介護現場の作業効率を大幅に向上させることが期待されています。

さらに、「MA-T®」技術は腐食性が低いため、機器自体の寿命も延びさせる可能性があります。これによりカビの発生を抑え、介護用品の品質を長期的に保つことが可能です。

SDGsへの貢献

この新しい洗浄機の導入は、リユースや廃棄物削減、人手不足への対応といった、SDGs（持続可能な開発目標）においても重要な役割を果たします。実際に、今年の4月から大手介護用品レンタル事業者である株式会社ヤマシタと連携し、先行稼働を開始しています。

株式会社ヤマシタの声

「本機を採用することで生産性向上や品質の安定、作業環境改善が実現しました。千葉センターでの運用も始まり、想定以上の効果を感じています。」と担当者はコメント。すでに利用する現場からは高い評価を受けています。

MA-T®技術の今後

「MA-T®」は微量のラジカルを安定的に生成し、消臭効果や除菌効果が期待できる技術です。その成分の99％が水で構成されており、安全性の面でも非常に優れています。この技術は、医療機関や動物病院、飛行機やホテルなどでも幅広く利用されています。

アース製薬は今後もMA-T技術の発展を支え、多目的な洗浄機にもこの技術を搭載する計画です。介護業界における洗浄業務のオートメーション化をさらに進め、充実したサポートを提供していきます。

未来に向けて

アース製薬は2025年に創業100周年を迎えるにあたり、「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する」という理念を掲げ、今後も革新的な技術の提供が続いていくと期待されます。この新たな洗浄機の導入は、その道のりの一歩に過ぎません。アース製薬は、さらなる発展を遂げながら、世界の人々の暮らしをより良いものへと変えていくでしょう。