ぴにょきおが国産エンタメAI基盤モデルの開発を開始
ぴにょきお株式会社(代表取締役CEO:くりえみ)が、2025年7月に東京サマーランドで開催される近代麻雀主催の撮影会イベントにおいて、国産オプトイン型エンタメAI基盤モデルの開発を開始することを発表しました。このプロジェクトは、生成AIの健全な進化を目指し、日本発のエンタメ向け基盤モデルを構築することを目指しています。
プロジェクトの概要
ぴにょきおは、近代麻雀水着祭事務局と連携し、イベントに参加するモデルやカメラマンから正規の許諾を取得。これにより、“Kawaii”カルチャーを学習できるデータを収集・反映させたAI基盤モデルの開発を進めていきます。さらに、イベント当日の2025年7月2日(水)には、くりえみがMCとして参加し、プロジェクトの意義を広める予定です。
背景と目的
近年、生成AIの技術は急速に発展していますが、日本国内ではその多くが海外企業によって寡占されているのが現状です。このため、日本は「デジタル赤字」と呼ばれる構造的な課題に直面しています。著作権や倫理に関する問題も浮き彫りになっており、生成AIによる海賊版コンテンツは拡大している状況です。現時点では、データ提供者である表現者に対して公正な利益還元の仕組みが整備されておらず、問題解決が求められています。
ぴにょきおは、タレントやクリエイターから明示的に許諾を得た「オプトイン型データ」を使用することで、AIモデルに関わる権利関係を明確化し、持続可能な利益還元モデルを実現しようとしています。これは、生成AIモデルの権利トレーサビリティを確立することで、表現者とデータ提供者、開発者に対する適切な利益還元を促進し、倫理的な生成AIの開発を進めることを目指しています。
ぴにょきおのビジョン
ぴにょきお株式会社は、バーチャルとリアルを自在に融合し、新しいエンタメの体験を提供している企業です。AIタレントやバーチャルヒューマンのプロデュースを通じて、技術とクリエイティビティを融合させ、新たな地平を切り開いています。
このプロジェクトを通じて、ぴにょきおは表現者重視の利益循環モデルの実現を目指し、エンタメ領域におけるAI基盤モデルの開発を本格的に進めていきます。まだ初期段階ですが、参加するタレントやクリエイターからの支持を得て、将来的にはより多くの表現者が恩恵を受けられる環境を整えていくことが期待されます。
企業情報
ぴにょきお株式会社は、2024年10月1日に設立され、エンタメ分野に特化したAI技術の開発を行っています。今後の展開については、公式ウェブサイトで随時最新情報を発表していく予定です。お問い合わせは、
contact@pinyo.jpまで。
また、協力企業であるAiHUB株式会社も、日本独自のエンタメ文化に特化した研究開発を行っており、マルチモーダル基盤モデルの実現を目指しています。
このように、ぴにょきお株式会社の新たな取り組みは、エンタメAI開発の未来を明るく照らすひとつのステップと言えるでしょう。