船橋屋、新しい風を感じるアップサイクル菓子の誕生
和菓子の伝統を守り続ける船橋屋が、2026年3月2日から数量限定で発売するのは、環境に優しいアップサイクル素材を活用した新しいスイーツ、グラノーラ(黒蜜そると/ほんのり黒蜜)とあんやき(コーヒー)です。この挑戦は、私たちの日常生活の中に「もったいない」という意識を根付かせる道筋を描いています。
アップサイクルに賭ける想い
船橋屋は創業から200年以上にわたって、和菓子を作り続けてきました。その中で、食品製造過程でどうしても捨てられてしまう素材にも目を向けてきました。特に、小豆の皮などがそうです。これらの素材は「価値がない」と見なされることが多いですが、船橋屋が追求するのはそれを新たな美味しさへと生まれ変わらせることです。この考え方に基づき、ビール醸造後に出る麦芽粕や、再利用しにくいテスト焙煎コーヒー豆を使用することに決めました。
サステナブルフェア『ぐるぐる、つなげる』に参加
今回の新商品は、JR東日本グループが主催するサステナブルフェア『ぐるぐる、つなげる』と連携して展開されます。このイベントは食品ロスを考え、限りあるリソースをどう活用するかというテーマに基づいています。船橋屋は、日々の生活の中で素材を無駄にせず、持続可能な方法で美味しさを追求することに情熱を注いでいます。
ビール麦芽のグラノーラ
まずご紹介したいのは、ビールの製造後に生まれる麦芽粕を活用したグラノーラです。この素材は高たんぱく・高食物繊維でありながら、従来の加工法では難しいとされてきました。船橋屋は、麦芽粕を粉砕して生地全体に均一に配合し、最適な焼き加減で香ばしさを引き出しました。味付けには、和菓子の基本ともいえる黒蜜と藻塩を採用し、健康志向の方たちにも心地よいスナックとして日常に取り入れやすい商品に仕上げました。
- - 商品名: ビール麦芽のアップサイクルから生まれたグラノーラ(黒蜜そると/ほんのり黒蜜)
- - 販売期間: 2026年3月2日〜3月29日
- - 販売価格: 600円(税込)
- - 販売店舗: 船橋屋こよみ エキュートエディション渋谷店
「あんやき(コーヒー)」の魅力
次に紹介するのは、使用される餡は、これまで廃棄されていた小豆の皮を100%使用した焼き菓子です。この特製皮入りあんこは、超微粒加工されており、なめらかさは損なわれていません。さらに、猿田彦珈琲のテスト焙煎豆を微粉末にして加え、それによりコーヒー本来のコクと風味を感じることができるように設計されています。これにより、まるでコーヒーを食べるような新しい食体験を提供します。
- - 商品名: あんやき(コーヒー)
- - 販売期間: 2026年3月2日〜3月29日
- - 販売価格: 250円(税込)
- - 販売店舗: 船橋屋こよみ エキュートエディション渋谷店
アップサイクルの新たな可能性
船橋屋の取り組みは、単なるリサイクルにとどまらず、日常的な和菓子作りの中で循環を意識することです。素材を特別なものとしてではなく、きちんと料理することで、美味しさを引き出すことが彼らの目的です。それにより、環境への影響を軽減し、美味しさを最大化することができる、まさに持続可能な食品の在り方を体現した新たなスイーツが登場しました。
1926年に創業した船橋屋は、保存料を使わず、自然な素材を活用した親しみやすい和菓子を提供し続けています。これからも、彼らのサステナブルへの挑戦が、和菓子の未来にも良い影響をもたらしていくことを期待しています。