中川政七商店が挑戦!
2026-06-03 15:04:55

中川政七商店が売上100億円を突破!工芸を未来へつなぐ新たな挑戦とは

中川政七商店、新たな成長投資を開始!



1716年に設立された中川政七商店が、2025年2月期の売上高が初めて100億円を超え、過去最高となりました。この成功を受け、同社は「工芸メーカーへの成長投資」を新事業として立ち上げ、より充実した資本、人材、販路の強化を目指します。これにより、工芸を次世代へと繋げる取り組みが進むと期待されています。

売上100億円の背後にある実績



先日発表されたデータによると、中川政七商店は103億2千万円という売上を記録しました。これは前期比で12%の増加となっています。この成長の要因は、主力の商品である生活雑貨の製造小売業であり、全国に67店舗を展開していることが大きな要因です。その中でも、奈良本店や渋谷店、高輪店、天神店という4つの旗艦店が特に注目されています。

2025年には、Perfumeのかしゆかさんとのコラボレーション「かしゆか商店」や、関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」とのコラボ商品が販売され、これにより新たな消費者層を獲得しました。また、「一人用土鍋」や「和食器」といったカテゴリーでは、売上が昨年対比で125%を達成しました。これらの成功は、工芸を生活の一部として取り入れる消費者の意識の高まりを示しています。

新たなビジョン、「工芸メーカーへの成長投資」



中川政七商店の持つビジョンは、”日本の工芸を元気にする”というものです。この実現に向けて、2026年度から新事業として工芸メーカーへの成長投資が開始されます。第一弾として、福井県の漆塗師屋「漆琳堂」と資本業務提携を結びました。

この提携により、漆琳堂の生産体制、人材採用、都市圏への直営店出店などを通じて経営基盤の強化を図ります。中川政七商店の経営ノウハウやブランディングの知見を活かし、越前漆器のものづくりを次なるステップへと進化させることを目指しています。

漆琳堂との強力なパートナーシップ



漆琳堂は230年以上の歴史を持つ工芸メーカーで、漆器の伝統を受けつぎながらも新しい技術と取り組みを進めています。中川政七商店との関係は2009年から始まり、互いに協力し合う基盤が築かれています。具体的なプロジェクトとして、食洗機用漆器の開発があり、現代のライフスタイルに合った漆器製品を提供しています。今回の提携により、漆琳堂は新たな製造背景を持ち込み、製品のバリエーションを増やすことに期待が寄せられています。

持続可能な未来を見据えて



中川政七商店と漆琳堂の取り組みは、単にビジネスの成功を目指すものではなく、日本の工芸文化を未来へ繋げるための重要なステップです。日本の工芸品は現在、かつての盛況期に比べともすれば影が薄くなりかけています。中川政七商店は、その危機的状況を打破するために力強い一歩を踏み出しています。これからの工芸に必要な人材育成、生産拠点の拡張、そして市場開拓を進めていくことで、工芸の魅力を現代の生活に復活させる取り組みを続けていきます。

中川政七商店は、これからも日本の工芸文化を支え続け、持続可能な未来を見据えた事業を展開していきます。今後の展開が楽しみです。


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