福島県が誇るFIVESTARの働き方改革
美容業界が抱える長時間労働や不規則なシフトは、多くの女性スタッフにとって大きな壁です。出産後にキャリアを続けられず離職するケースも珍しくありません。そんな中で、福島県郡山市に本社を置く株式会社ファイブスターは、この問題に果敢に挑戦しています。2025年6月20日、同社は福島県の「次世代育成支援企業認証制度」中小企業部門にて、「働く女性応援」認証を取得しました。
働きやすさへの取り組み
ファイブスターは、すでに産休・育休の取得率や復職率を100%とし、女性が安心して働ける環境を整備してきました。そのために、全国一律の新卒初任給を25万円に引き上げるという“賃金革命”を断行。さらに、時短勤務やフレックスタイム制度を取り入れることで、育児との両立が可能な働き方を実現しています。
同社が展開するヘア・アイ・ネイルサロンの利用客の約90%が女性ということから、社内でも女性スタッフが活躍することを最優先の課題と位置づけ、励まし合いながら日々の仕事に努めています。ママ美容師たちが多く在籍する店舗も増え、女性の高いパフォーマンスを引き出しています。
認証取得の意義
今回の「働く女性応援」認証は、働きやすさのみならず、女性がライフイベントを迎えてもキャリアをあきらめることなく、長い間活躍できる環境の確立への決意を示しています。代表取締役社長の佐久間正之氏は、「今後は技術だけでなく、働きやすさで選ばれる美容業界を目指す」と力強く語ります。
業界の進化とリーダーシップ
ファイブスターは、2013年の創業以来、東北エリアにおいてNo.1のヘアサロンブランドを確立してきました。特に、「MACARON」や「MUKU」といったブランドは、多くのファンに支持されています。2024年9月からは全国で新卒初任給を一律25万円にすることを発表し、美容業界に新たな風を吹き込む試みを行っています。
業界における低賃金の課題解決に向けたこの取り組みは、次世代のスタイリスト育成を促進し、業界全体がより魅力的な職場になるようなリーダーシップを発揮するでしょう。
これからのファイブスター
ファイブスターは、この認証を得たことを機に、更なる働きやすい環境づくりを進めていくとしています。また、東京の最新トレンドと地域ニーズを反映しつつ、高品質な美容サービスを提供し、新しい価値の創出を目指しています。ファイブスターの次なるステップに、注目が集まっています。