着物の未来を担う「Universal Kimono Award 2025」
2025年11月26日(水)、幕張メッセにて、「Universal Kimono Award(ユニバーサルキモノアワード、以下UKA)2025」が開催されます。本大会は、株式会社一蔵が提案する現代的な着物文化の発信の場として、今年で5回目を迎えます。
UKAの背景と意義
UKAは、「日本文化ときものを未来につなぐ」ことをテーマにしたコンテストで、日本各地の予選を勝ち抜いた参加者たちが集います。それぞれがフォーマル、カジュアル、伝統工芸などのカテゴリで、その独自のコーディネートや着こなしの才能を competing します。このイベントを通じて、着物の新たな魅力と可能性を発信することを目指しています。
2025年のテーマは「NEW NORMAL」。1970年代に確立された一般的な着物の常識も、55年の歳月を経て、現代の気候や生活様式、さらに価値観に変わるべき時が来たということです。このような背景の中、UKA2025では、着物の新しい常識が創造されようとしています。
見どころ満載の大会
今年のUKAでは、さまざまな新しいスタイルが提案されます。特に注目すべきは、近年着用期間が増えている「夏・単衣きもの」と、自由な発想でアレンジした「mode系きもの」。この他にも、今注目の「スリーシーズンきものコレクション」や、東京モード学園との連携により生まれた新しい振袖スタイルなど、見逃せない展示が予定されています。
また、車椅子利用者向けの「ユニバーサルデザイン振袖」も新たに登場し、より多くの人々に着物の魅力を享受してほしいという思いが込められています。これにより、着物はより多様な生活スタイルに合ったものであることが示されます。
大会の開催概要
大会は午後4時30分から始まり、多彩なプログラムが組まれています。開場は午後4時、プログラムの中にはオープニングやプレショー、審査員紹介、さらにはKimono Innovation(着物の革新)やJapan Kimono Selectionなどが含まれます。19時に終了予定です。
場所は幕張メッセイベントホールで、詳細なアクセスは事前に確認しておくと良いでしょう。
審査方法と部門
大会では、カジュアルやフォーマル、振袖、伝統工芸など多岐にわたる部門で競い合います。審査基準は、コーディネートや着こなし、ウォーキング、表現力、品格などが総合的に評価されます。また、過去受賞者対象の「ダイアモンド部門」も設けられており、特別な挑戦の場も提供されています。
特別審査員には著名な方々が名を連ねており、各部門からの受賞者発表も見逃せない注目ポイントです。
結びに
「Universal Kimono Award 2025」は、伝統的な美しさを保ちながら、現代のライフスタイルに適応した新しい着物文化を探求する場です。新たな着物の楽しみ方に触れる良い機会ですので、多くの方々に足を運んでいただきたいと思います。今後の着物の新常識を体感するチャンスをお見逃しなく!