コーセーコスメトロジー
2025-11-28 12:05:45

コーセーコスメトロジー研究財団 第36回表彰式の開催と新財団設立について

コーセーコスメトロジー研究財団 第36回表彰・贈呈式



2025年11月27日、東京都千代田区のパレスホテル東京にて、公益財団法人コーセーコスメトロジー研究財団の第36回表彰・贈呈式が盛大に開催されました。コーセー株式会社の支援により、美と健康をテーマにした多様な研究が表彰される場となりました。

この日は、特に顕著な成果を上げた研究者に与えられる「コーセーコスメトロジー奨励賞」が贈られ、受賞者には徳島大学の石田竜弘氏が選ばれました。石田氏は、自身の研究を通じて化粧品分野における新たな発見をもたらしたとして、業界内外から高い評価を受けています。

新たな取り組みについて



さらに、コーセーコスメトロジー研究財団は、2026年4月1日より「コーセー小林スポーツ財団」と合併し、「コーセー小林財団」となることを発表しました。この新財団では、コスメトロジー研究助成に加えて、スポーツ選手の育成・強化を支援する事業が行われます。これにより、美と健康への貢献が一層強化されることでしょう。

コーセーコスメトロジー研究財団は、1990年の設立以来、化粧品学の発展を促進するために、幅広い学際的な研究を支援してきました。毎年、多数の応募があり、昨年は166件の応募の中から32件の研究が助成されました。見事に選ばれた研究者たちは、化粧品の未来の発展に寄与する可能性を持つテーマに挑むことで、新たな美の基準を切り開いています。

表彰式の様子



表彰式では、小林一俊理事長が挨拶を行い、化粧品科学の重要性や、今後の研究への期待を語りました。「コスメトロジー」は化学や生物学といった自然科学に加え、心理学や文化・芸術などの融合によって成り立つ学問であり、過去335年にわたりこの分野への支援を続けてきました。

この間、累計で1,000件以上の研究に対し助成金が支給され、16億5千万円を超える支援がなされています。これを受けて、受賞者たちが今後の研究を通じて新しい成果を出すことを期待される中、式典は和やかな雰囲気のなかで進行しました。

助成の詳細



「コスメトロジー研究助成」の選考過程は極めて厳格で、今年度は30%以下の採択率でした。異なる分野に分かれた専門家たちが各研究課題の独自性や実用性を評価し、選考委員会で決定されました。結果として、第一分野から11件、第二分野から15件、第三分野から6件、計32件の応募が助成に選ばれました。

これらの研究成果は、化粧品材料の開発や皮膚機能の向上に関する新知見をもたらし、さらなる研究の進展を予感させる内容となっています。

これからの展望



新たに設立される「コーセー小林財団」では、コスメトロジー研究とスポーツにおける両方の助成を通じて、科学的アプローチで美と健康を探求し続ける意思が示されています。今後、社会が抱える多くの課題に対して、より多角的な視点から解決策を提供できる組織になることが期待されています。

美と健康を追求するこの二つの分野の融合が、社会にどのような影響を与えるか、今後の展開に目が離せません。コーセーの取り組みは、私たちの生活の質を向上させる新たな可能性を秘めています。特に、コスメトロジー研究の進展は、身近な化粧品がどのように進化していくのかを楽しみにさせるものであり、その成果を通して私たちの美容と健康がどのように発展していくのか、大いに期待されます。


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