兵庫ヤクルトが「Beyond Sustainability 2025」受賞
2023年10月、兵庫ヤクルト販売株式会社が、持続可能な社会の実現を目指した取り組みが評価され、「Beyond Sustainability 2025」のSocial Impact部門で受賞しました。このアワードは、社会にポジティブなインパクトを与える企業を対象にしたもので、兵庫ヤクルトはその努力が認められた形です。
受賞の背景と理由
この受賞は、2023年に就任した阿部恭大社長のリーダーシップのもと、地域に密着した新しい社会貢献の形を模索した結果です。特に、2024年から始まるコミュニティナースの育成事業が大きな期待を寄せられています。この事業は、ヤクルトレディのネットワークを活かし、地域住民の繋がりを強化することを目的としています。
現代社会においては、核家族化や高齢化が進み、「社会的孤立」の問題がますます深刻になっています。兵庫ヤクルトは地域の健康を支える新たな共助モデルとして、このプロジェクトを推進していきます。
コミュニティナース事業の取り組み
兵庫ヤクルトは、株式会社CNCと提携し、2024年11月1日から「心身社会の健康づくり」をテーマにしたコミュニティナース事業を開始します。これまでの70年間にわたり築いてきた地域との信頼関係を基盤にして、この新しい取り組みを進めていくことになります。
コミュニティナース事業は、CNCが提唱する「コミュニティナーシング」の概念を基にしたもので、地域住民が「嬉しい・楽しい」を感じる日常や、心身健康を共に育むことを狙っています。これは地域の健康に新たな価値をもたらすことでしょう。
ヤクルトレディとコミュニティナースのシナジー
ヤクルトレディは、日常的に家庭を訪問し、小さな変化に気づく存在です。しかし、その変化に対してどのように声をかけ、どう対応すればよいのか悩むことも少なくありません。この問題を解決するため、兵庫ヤクルトとCNCは連携し、ヤクルトレディの「定期的な接点」と「信頼関係の構築力」とCNCの「コミュニティナーシングのノウハウ」を結集します。
これにより、地域のつながりが強化され、誰もが安心できる共助社会の実現へと繋がります。地域全体で人と人とのつながりを育み、「未来の当たり前の日常」を創出することが期待されています。
「Beyond Sustainability 2025」とは?
このアワードは、「良き会社」や「良き取り組み」にフォーカスし、優しさが循環する社会を促進するためのものです。2021年に初めて開催され、今回で4回目となります。社会の課題解決に取り組む企業を支援し、未来への展望を発信する役割を担っています。
専門家によるアドバイザリーボードと編集部によって候補が選定され、受賞企業が発表される仕組みです。
兵庫ヤクルトについて
兵庫ヤクルトは、1956年に設立されました。創始者である医師・代田稔の、『一日でも早く、一人でも多くの方に健康になっていただく』という願いが根底にあります。地域の健康を願い、「地域を一番大切にする会社」を実践し、「地域から一番大切にしたい会社」を目指しています。今年も、兵庫の地で感動とおもてなしを提供し続ける企業として、さらなる発展を目指しています。