深セン交響楽団、日本初来日公演の詳細
1982年に創立され、中国の技術革新都市・深センを本拠地に活動している「深セン交響楽団(Shenzhen Symphony Orchestra)」が、待望の来日公演を2025年11月に実施すると発表しました。この公演は、2020年に計画されていたものの新型コロナウイルスの影響で中止され、約5年越しの実現となります。
深セン交響楽団は、その設立以来「卓越した芸術を追求し、市民に奉仕する」という理念の下で、東アジアを代表するオーケストラとして成長してきました。世界30カ国以上での公演を通じて、深圳の文化的象徴として国際的に高い評価を得ています。
日本公演のプログラム
今回の日本公演では、音楽監督の林大葉(リン・ダーイエ)のもと、さまざまな文化を織り交ぜたプログラムが展開されます。プログラムの詳細では、日本、中国、欧州の作品が取り入れられ、多様な音楽の交流が期待されています。特に注目は、国際的に名声を博しているヴァイオリニスト、寧峰(ニン・フェン)の参加です。彼は中国における最高峰のヴァイオリニストとして知られ、2006年にはパガニーニ国際コンクールで優勝しています。
その他の出演者には、日本を代表するハーピスト・篠﨑和子や、中国の若手フルーティスト・張洒(ジャン・サー)などが名を連ね、国境を越えた音楽家たちの共演を実現します。これにより、音楽が持つ普遍的な魅力が存分に表現されることでしょう。
公演詳細
本公演は次のスケジュールで予定されています:
- 開場: 18:00 開演: 19:00
- 会場: 東京オペラシティ コンサートホール
- 開場: 13:30 開演: 14:30
- 会場: 京都コンサートホール 大ホール
公演の曲目には、王丹紅(ワン・タンホン)の『粤彩南風』、ベートーヴェンの『ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op. 61』、そして武満徹の『海へ II』、レスピーギの『交響詩『ローマの松』』が含まれています。
チケット情報
チケットは全席指定で、料金は以下のとおりです:
- - SS席: 9,500円
- - S席: 8,000円
- - A席: 6,500円
- - B席: 5,000円
- - C席: 3,500円
- - U25席: 1,500円(25歳以下対象)
チケットは7月5日(土)より先行販売が開始され、一般販売は8月2日(土)からとなります。詳細は以下のリンクで確認できます。
主催・企画
本公演は、深セン交響楽団とともに、株式会社正好、株式会社佳和、共同で主催されます。また、深セン市の様々な文化団体が協力し、この特別なイベントを支えています。
音楽愛好家の皆様、2025年の秋、深セン交響楽団と共に特別な音楽の旅に出かける準備をしましょう!