伝説的アートディレクターが再び注目される
日本のアートシーンで名を馳せる渡邊かをるさんが、関わった新しいシリーズが登場しました。「Teapot Kaoru」と「Cup & Saucer Kaoru」は、彼のデザイン哲学を色濃く反映したアイテムです。これらは、株式会社クラスカが「東屋」とコラボレーションして展開、10月10日から販売を開始しています。
渡邊かをるさんの足跡
1943年に東京で生まれた渡邊かをるさんは、日本大学芸術学部を卒業後、広告界でのキャリアをスタートさせました。「ヴァンヂャケット」にてアートディレクターとしての名声を築き、商品のパッケージデザインから生活用品のデザインまで多様な分野で活躍しました。2015年に彼がこの世を去ってから早くも10年が経とうとしていますが、そのデザインは今なお多くの人々に影響を与えています。
新作アイテムの特徴
Teapot Kaoru
価格:8,800円(税込)
サイズ:長辺12.5cm x 短辺9.6cm x 高さ8.8cm
満水容量:480ml
ティーポット「Teapot Kaoru」は、エレガントなオーバル型が特徴です。和洋を問わない独自のスタイルは、現代的でもありながらも愛らしさを持ち合わせています。細部にわたるデザインの工夫が、まさに渡邊かをるさんのセンスを物語っています。さらに、ポットの内側には茶こしも付いていて、実用性も兼ね備えています。
Cup & Saucer Kaoru
価格:5,500円(税込)
サイズ(カップ):直径9cm x 高さ4.9cm、容量150ml
サイズ(ソーサー):直径13.5cm x 高さ2.1cm
カップは上部が絞られた美しい曲線を描き、ソーサーとのバランスが絶妙です。普段使いはもちろん、大切なお客様を招く際の「おもてなし」用にもぴったりなデザインは、まるでアートを感じさせる仕上がりです。また、裏側にはCLASKA、光春窯、渡邊かをる、東屋のマークが刻印され、特別感が際立ちます。
日本の職人による完成度
これらのアイテムは、長崎県波佐見の「光春窯」が手掛けており、日本の職人技が光ります。「Teapot Kaoru」と「Cup & Saucer Kaoru」は、どちらも洗練されたデザインだけでなく、使いやすさにも配慮されています。特に、茶こしの工夫がされたティーポットは、どんなお茶も楽しめる優れものです。
総括
この新作シリーズは、日常の中にアートを取り入れる素晴らしい機会です。これまでのデザインに新しい命を吹き込み、現代の生活にフィットする形で復刻されました。CLASKA ONLINE SHOPや「CLASKA Gallery & Shop