日本生協連とコープデリ連合会が受賞した理由とは
先日、東京ビッグサイトにて行われた「MSCジャパン・アワード 2025」の授賞式で、日本生協連とコープデリ連合会が見事にコミュニケーション部門を受賞しました。この、一般社団法人MSCジャパンが主催する賞は、環境に配慮した水産物の普及を目的としており、当団体の取り組みが高く評価された結果です。
受賞の背景
日本生協連は2007年にMSC「海のエコラベル」付き水産物の取り扱いを開始し、以来、このラベルを含む商品を着実に拡大してきました。特に、消費者とのコミュニケーションを強化するため、各生協と密に連携しながら積極的に情報発信を行っており、その結果として、MSCラベルの認知度を高めることに成功しました。
一方、コープデリ連合会は約180万人の組合員に向けて毎週発行される宅配向けカタログや、特に2017年からスタートした「Vie Nature」を通じて、MSCラベル付き製品についての情報を積極的に提供しています。その取り組みもまた、受賞の一因となりました。
MSCジャパン・アワードについて
MSCジャパン・アワードは、国内で水産物のエコラベルを広める事業者を表彰するためのもので、昨年から新設されたコミュニケーション部門や特別賞を含む5つの部門があります。この受賞を通して、より多くの事業者がエシカルな取り組みを進めていくことが期待されています。
日本生協連は今後も、「海のエコラベル」付き商品の開発を進めており、2025年3月には70品以上のMSC認証商品を取り扱う予定です。特に2030年までには水産物を主原料とする商品の50%以上を水産エコラベルの商品で構成することを目指しています。
エコな未来へ向けた取り組み
生協におけるこのような取り組みは、消費者にとっても大変重要な意味があります。環境に配慮した商品の選択は、私たちの日常生活にも健全な影響を与えますし、それが広がることで、持続可能な社会の実現にも繋がっています。今後も、日本生協連とコープデリ連合会は、一層の努力を重ね、環境や社会に対して責任を持った商品の開発と普及を推進していく所存です。
受賞の背景や取り組みを知ることで、私たち一人ひとりが日常の選択肢を見直し、より持続可能な未来へとつながる行動を考えるきっかけになれば幸いです。これからも、環境に配慮した選択を続け、持続可能な社会の実現を目指す努力を共にしていきましょう。
詳細な情報については、
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