株式会社FAMSが発表した人協働パレタイザ「CoboPal3」
株式会社FAMSは、2026年6月に最大35㎏の重量物を扱うことができる新型人協働ロボットパレタイザ「CoboPal3」をリリースすることを発表しました。この新モデルは、現場からの多くのフィードバックを受けて開発されており、自動化技術の中でも特に注目の製品です。従来のモデルと比べ、可搬重量や設置エリア、パレットの配置において、より高い自由度を実現しました。これにより、これまで自動化が難しいと思われてきた重量物や複雑なレイアウトにも適応できるようになりました。
FAMSとCoboPalの背景
株式会社FAMSは、新潟県見附市に本社を構える企業で、株式会社安川電機のグループ会社として、2021年から人協働ロボット「MOTOMAN-HCシリーズ」を使ったパレタイズシステム「CoboPal」を展開してきました。このシリーズは、安全性、省スペース性、そして簡単な操作性が求められる製品であり、製造業を中心に広く導入されています。CoboPal3は、従来の「CoboPalシリーズ」の成功を基に、35㎏運搬が可能なMOTOMAN-HC35ロボットを搭載した最新モデルに仕上げられました。
現場のニーズに応える革新
近年、製造および物流現場においては、労働力不足が深刻な問題となっています。特に重量物のパレタイズ作業は、作業者の負担を増加させ、長期的には腰痛などの健康問題を引き起こす原因ともなっています。さらに、多品種生産や複雑なライン設計が求められる中、安全性と柔軟性が求められる人協働ロボットのニーズが高まっています。CoboPal3は、このような現場の課題を解決するために設計されています。
CoboPal3の特徴
第1に、CoboPal3は「重たい」を自動化するための自社設計のロボットハンドを備えています。20kg以上の重量物を扱うことができ、手作業に依存していたパレタイズの自動化が可能となります。これにより、作業者の負担を軽減し、健康リスクの低減に寄与します。また、お客様のニーズに応じたハンドの設計が可能で、袋や一斗缶、コンテナなど多様なワークに柔軟に対応します。
第2に、高く広く積めるパレタイズ性能が向上しました。最新のMOTOMAN-HC35のロングリーチによって、積み付けのエリアが拡大され、高積載や広範囲でのパレタイジングが可能になりました。最大で4パレットの配置ができるなど、効率的なライン構築を実現し、生産性と省スペース化が両立できます。
加えて、ユーザーにとって使いやすい設計が施されています。一体型モデルは、ロボット制御盤が架台に内蔵されており、最短1日の据付作業で翌日から即稼働が可能です。一方で、SLIM型モデルは制御盤を別置きにすることで、より柔軟なレイアウトが可能です。どちらのモデルも操作は直感的で、専門知識がなくても簡単に扱えます。大画面カラーのタッチパネルが採用されており、品種変更もスムーズに対応できます。
さまざまな業界での導入例
CoboPal3は、食品業界、化学・素材業界、建材業界、物流業界など多岐にわたる業界での導入が期待されています。食品業界では、段ボール箱や原料袋の自動パレタイズによる作業負担の軽減が実現されます。化学・素材業界では、薬品や樹脂原料の搬送を自動化し、作業の効率を高めます。建材業界においても、重い袋物のパレタイズが自動化されることで、現場の作業環境が大きく改善されます。
展示会での実演
「FOOMA JAPAN 2026」および「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2026」でCoboPal3が実際に展示される予定です。実機によるデモンストレーションを通じて、そのパフォーマンスを体験できる機会があります。新たな自動化の時代を迎える中、CoboPal3は業界の新たなスタンダードとなることが期待されます。
まとめ
このように、CoboPal3は製造現場の多様なニーズに応えるべく設計されており、作業者の負担を軽減しつつ、効率的な生産環境を構築するための重要なツールとなることでしょう。自動化における革新を体感し、未来の製造現場を一緒に形にしていきましょう。