凍結装置の見える化
2026-03-09 16:39:27

業務用凍結装置性能が科学的に見える化!新たな認証制度の始動

業務用凍結装置の性能が見える化される時代が到来



2023年、一般社団法人食品冷凍技術推進機構(FF Tech)が業務用凍結装置の性能を科学的に評価する新たな認証制度を開始しました。この制度は、凍結装置メーカーからの認証申請を受け付け、急速冷凍機など、さまざまな凍結装置の性能を客観的な基準で評価し、一目で理解できるようにすることを目的としています。

背景と課題



冷凍食品の需要が高まる中で、凍結装置は多様な形で市場に流通しています。しかし、それぞれのメーカーが独自の条件で性能を評価しているため、利用者は製品間での正確な比較が困難でした。このため、「期待した冷凍能力が得られなかった」というトラブルが多く、業界全体の信頼性に影響を与えていました。新たな認証制度は、こうした課題の解決を目指して成立しました。

新制度の特徴



この新しい認証制度には、以下の3つの主要な特徴があります。

特徴① 統一評価基準の確立



新制度の下では、凍結サンプルに科学的に再現性の高いテストパッケージ(タイロースゲル)を使用し、凍結時の温度帯に基づいて性能を測定します。評価指標は、凍結効果の質とスピードを反映する「MIG Time」と「FR Time」の2つが用いられます。どちらも、時間が短いほど優れた凍結能力を示します。

特徴② 実運用に即した評価



実際の使用状況を反映させるため、各社の標準積載量で試験を実施し、さまざまな庫内ポイントの温度を測定。その結果を基に、全空間の凍結時間の平均値を算出し、温度ムラを可視化します。これにより、装置の実用性に関する信頼性が向上します。

特徴③ 公正な運営



第三者委員会を設置し、大学や研究機関の専門家による公正な評価と監督を実施。制度の透明性を確保し、信頼性の高い運営が行われます。

ユーザー向けの「凍結パワー認定制度」



認証制度による測定結果を分かりやすく伝えるために、「凍結パワー認定制度」が導入されます。これにより、利用者は専門知識が無くても性能を容易に比較可能となります。具体的な性能が星評価で示され、カタログやウェブサイトで直感的に理解できる仕組みになります。この制度により、価格や目的に見合う凍結装置の選択がしやすくなります。

今後の展開



新たな制度は「バッチ式凍結装置」を対象にスタートしますが、将来的には連続式凍結装置の評価基準も策定予定です。さらに、食品の品質評価に関する指標も整備し、各社の性能訴求が相対的に比較できるようになるのが目標です。

最後に



業務用凍結装置の性能が客観的に評価され、見える化される新制度は、冷凍食品業界における信頼性を高める重要なステップです。利用者にとっても、選択肢の幅が広がり、適切な装置を選ぶ際の強力な支えとなることでしょう。詳しい申し込み方法や評価基準についてはFF Techの公式サイトを是非ご覧ください。

FF Tech公式サイトはこちら


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