美容業界の祭典『アリミノ フォトプレゼンテーション 2025』
2015年に設立された美容師・美容学生向けのフォトコンテスト『アリミノ フォトプレゼンテーション 2025』が、今年で30周年を迎えました。このイベントは、国内外の美容師や美容学校に通う学生にとって、髪型やファッション、メイクといった幅広いジャンルで自らのクリエイティブな表現を発表できる貴重な機会として親しまれています。
受賞作品の発表
受賞者の発表は、特設サイトにて行われ、特に注目されるのは美容師部門の最優秀作品賞。東京都の「Lond un Maison.」で活動する秦亜樹奈さんが選ばれました。作品のテーマは「巴」で、彼女の独自の視点から表現された美しさが評価されました。
また、美容師部門の優秀作品賞(審査員賞)には、海野学賞の新井雄登や、原田慎也賞の秦亜樹奈など、さまざまな受賞者が名を連ねています。特に、台湾から参加した蘇婉菁さんの作品も高い評価を得ており、国際色豊かなコンペティションが展開されました。
学生部門でも光る才能
学生部門では、鹿児島県理容美容専門学校に通う滿園彩可さんが最優秀作品賞を受賞しました。自らの視点で社会情勢やトレンドを反映させた作品が、審査員の心を動かしたのです。学生部門の優秀作品賞には、福島のAIZU Beauty collegeの安部奏音さんも選出され、次世代の美容師たちの才能が光ります。
「時代と響き合う美」のキーワード
30周年のテーマは「時代と響き合う美」です。このテーマに基づき、美容師や学生たちは、彼ら自身の視点や現在のトレンドを反映させた作品を提出しました。この言葉は、今回のフォトコンテストの核となる考え方となっており、応募者の皆さんが「人」「髪」「美」といったテーマをどのように表現しているのか、多くの作品が集まりました。
審査員の顔ぶれ
審査員には、ニューヨークの高級サロンのディレクターを務める海野学や、フリーランスフォトグラファーの小林真梨子など、多彩なメンバーが参加。このように、国内外で活躍するクリエイターたちが集まり、応募作品を厳正に審査しました。
授賞式と作品展示
受賞者の表彰式は、10月21日に国立代々木競技場第一体育館で行われる『ウルトラシナジー』というイベントの一環で実施される予定です。この授賞式は、業界のプロや若手美容師、一般の来場者全てを対象にしたクリエイティブなイベントとして、参加者同士の交流の場にもなります。
更に、2026年2月には、受賞作品を展示する『アリミノフォトプレゼンテーション作品展』も渋谷で開催予定です。このイベントでは、今年のノミネート作品が展示され、一般の方々が美容師の創作活動に触れられる貴重な機会となります。
まとめ
『アリミノ フォトプレゼンテーション 2025』は、単なるコンテストではなく、美の創造性と新たな才能を発掘する重要な場として、美容業界においても高い評価を受けています。これからの30年に向けて、美容業界の更なる発展が期待されています。