新たに舞台化された坂元裕二の『またここか』
著名な脚本家として名を馳せる坂元裕二の戯曲『またここか』が、8年の時を経て再演されることとなりました。この作品は、兄弟の愛憎を描いたストーリーで、坂元が自身の物語を投影したかのような深いテーマが特徴です。新たに演出を担当するのは、荒井遼。海外戯曲の演出でその名を知られる彼は、坂元との縁から本作に参加することになりました。
製作へのこだわり
坂元は当作品に特別な思い入れがあるようです。「『またここか』は自分の物語味が強い」と語る彼にとって、再演は自らの作品を見つめ直す機会でもあります。この新しい演出によって、どのような形に生まれ変わるのか、観客として非常に楽しみです。公演に合わせて実施されるアフタートークも注目が集まっています。
魅力的なキャスト陣
舞台に出演するのは、個性豊かな俳優陣。奥野壮が近杉祐太郎役、馬場ふみかが宝居鳴美役、永瀬莉子が示野香夜子役、浅利陽介が根森真人役を演じます。全員が坂元作品での初めての出演ですが、それぞれの持つ独特の魅力によって、物語に新たな息吹を吹き込むことでしょう。
特に2月6日と12日には、キャスト全員によるアフタートークも予定されており、彼らのトークから生まれる化学反応が期待されます。
公演詳細とチケット情報
舞台『またここか』は、2026年の2月5日から2月15日にかけて上演されます。チケットは、一般が6,000円、プレミアム席は8,800円となっており、さらに若者向けの特別チケットも用意されています。18歳以下は無料ですが、同伴者には3,000円のチケットが必要です。このように、様々な観客層に向けた配慮がなされています。
観劇支援チケットにより、1枚のチケットで2名が観劇できるのは、演劇未体験の方々を呼び込む良い機会となるでしょう。
チケットの購入は、ローソンチケット、イープラス、チケットぴあなどで可能で、先行販売から一般販売まで幅広く行われます。早めの購入をお勧めします。
まとめ
坂元裕二の新鮮な視点と、荒井遼の新たな演出で再び蘇る『またここか』。この舞台は、ただのエンターテインメントにとどまらず、私たちに兄弟の絆や愛憎関係について考えさせる力があるはずです。近々のアフタートークでは、執筆の舞台裏が明らかになることでしょう。期待が膨らむこの作品、ぜひとも観に行きたいですね。