2025年メンズトレンドを探る！若者の心を捉えた最新トレンド

最近、株式会社SHIBUYA109エンタテイメントが行った2025年のメンズトレンド調査が話題になっています。この調査では、15〜24歳の男子646人を対象に、流行しているアイテムやスタイルについての意見を集めました。この結果、様々な分野から注目のトレンドが浮かび上がっています。

トレンドを大きく7部門に分けて分析

トレンドは「カフェ・グルメ部門」「ヒト部門」「アーティスト部門」「コンテンツ部門」「SNSミーム部門」「ファッション部門」「体験部門」の7つに分類され、それぞれのトピックが特に若者たちの心を捉えています。

【カフェ・グルメ部門】でも新たな味覚が注目

食文化においては、韓国や中国のアジアフードが引き続き人気です。特に、辛くてヘルシーな食がトレンドとなっており、昨年に引き続き「みそきん」がトップに輝きました。同ブランドは、HIKAKINさんがプロデュースしたカップ麺で、東京駅にオープンした実店舗も話題を集めています。

他にも、ミスタードーナツの「もっちゅりん」や、ドバイ発の「ドバイチョコレート」など新しい食感や味わいが人気を博しています。

【ヒト部門】は共感がカギ

この部門では、恋愛リアリティショー『今日、好きになりました。』の出演者が多くランクインしています。啓発系インフルエンサーから一転、自虐的な自己開示をするインフルエンサーが人気となっています。特に彼らの共感性が、若者たちの支持を受ける要因と考えられます。

【アーティスト部門】ではSNSが面白い

SNSと音楽が密接に結びついている中で、ショート動画がアーティストの人気を左右しています。特に女性アイドルグループが注目されており、ファンを公言しやすくするための工夫も見られます。「CUTIE STREET」や「CANDY TUNE」などがその好例です。

【コンテンツ部門】ではエンタメが多様化

ホラーやSFジャンルの作品が人気を集めています。Nintendo Switchの最新モデルや映画『8番出口』など、様々なコンテンツがSNSで話題に。その中で視聴者が自らの関心をもとにコンテンツを楽しむ傾向が強まっています。

【SNSミーム部門】ではAIの台頭

AIを用いたミームが新しいコミュニケーションの形を生み出しています。多様なミームがSNS上で流行し、「明るく自虐する」スタイルがトレンドとなっています。「ｴｯﾎｴｯﾎ」や「今これ界隈」など、ユニークな表現が若者たちの心をつかんでいます。

【ファッション部門】はY2Kトレンドが続行

ファッションにおいては、フィット感とボリューム感が共存するスタイルが注目されています。トップスは体系にフィットさせ、ボトムスはボリュームを出して脚長効果を狙うスタイルがトレンドに。さらに、ウルフヘアやバギーデニムなど多彩なヘアスタイルやアイテムも人気です。

【体験部門】では共感やインプットが優先に

今年は特に、友人と過ごす時間の大切さが示されています。大阪・関西万博やデザインあ展neoなど、インプットや共感を通じての楽しい体験が多くの支持を集めています。新しい出会いよりも、気の知れた仲間との時間を重視する若者たちの姿が浮かび上がります。

若年層男子の消費ムードの変化

SHIBUYA109 lab.の所長である長田麻衣さんによれば、外見だけでなく内面にフォーカスする若者が増えていることが特徴とのこと。リフレッシュのためにポジティブな体験や体裁だけでなく、自身の内面を磨く行動が見受けられます。

今後のトレンドも、ファッションやヘアスタイルだけでなく、自己成長を意識した幅広い領域に広がっていくことでしょう。このトレンド大賞を通して、2025年の若者たちの新たな消費動向を知ることができました。