「火垂るの墓」公演
2025-10-24 11:21:04

2025年11月に迫る「火垂るの墓」音楽詩公演の魅力に迫る

音楽詩「火垂るの墓」公演が2025年11月8日に東京文化会館で開催



2025年11月8日、東京文化会館大ホールにて、音楽詩「火垂るの墓」の公演が行われます。この作品は、著名作家野坂昭如の戦争体験に基づく感動的なストーリーを描いています。本公演は、1970年代に原作が発表されたこの物語を現代風にアレンジしたもので、音楽、朗読、映像が一体となり新たな芸術表現を生み出します。

「火垂るの墓」とは


この物語は、戦争の混乱の中で親を失った14歳の兄・清太と、4歳の妹・節子がどのように生き延びようとするかを描いています。彼らの過酷な生活を通じて、戦争がもたらす悲しみや喪失感が深く伝わります。また、1988年にはスタジオジブリによるアニメ映画も制作され、高い評価を受けました。この映画と同様に、音楽詩として表現されることによって、観客に深い感情を呼び起こすことでしょう。

公演の見どころ


本公演には、麻倉もも(節子役)や小林大紀(清太役)をはじめとする多彩なキャストが出演します。特に、麻倉はこの作品での朗読を通じて、戦争によって引き裂かれた兄妹の絆を演じることに強い責任感を感じていると語っています。「火垂るの墓」のメッセージが現代にも響くことを願っている彼女の思いは、多くの観客に伝わることでしょう。

音楽面でも魅力が満載


作曲は現代音楽の巨匠・間宮芳生が手がけ、編曲と指揮は山下康介が担当します。パシフィックフィルハーモニア東京の演奏により、感動的なオーケストラ音楽が物語を彩ります。また、劇中歌「埴生の宿」を日本を代表するソプラノ歌手、幸田浩子が披露し、横浜少年少女合唱団との共演も予定されています。このような音楽的要素は、観客の心を打つ要素として重要です。

深秋のアートシーンを彩る一大イベント


今回の公演は、戦後80年、そして野坂昭如が亡くなってから10年という節目の年に行われるもので、特別な意味を持っています。これにより、観客は過去を振り返るとともに、平和の大切さを再認識するきっかけとなるでしょう。また、公演を通じて、新たな舞台芸術の可能性が広がる様子も楽しむことができます。

公演詳細


  • - 主催: RENAISSNCE CLASSICS
  • - 後援: 朝日新聞社
  • - 原作: 野坂昭如「火垂るの墓」(新潮文庫刊『アメリカひじき・火垂るの墓』所収)
  • - 開催日時: 2025年11月8日(土)
18:30 開演(17:30 開場)
  • - 会場: 東京文化会館大ホール
  • - 演出・構成: 上海太郎
  • - 管弦楽: パシフィックフィルハーモニア東京

この音楽詩「火垂るの墓」は、ただの観劇ではなく、観客が自身の人生や歴史を考えるきっかけとなることを目指しています。この機会をお見逃しなく。

公演オフィシャルサイト

お問い合わせ: パシフィック・コンサート・マネジメント 03-3552-3831(10:00~18:00)


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

関連リンク

サードペディア百科事典: 麻倉もも 火垂るの墓 音楽詩

トピックス(音楽)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。