小樽市とケイシイシイが地域活性化のための協定を締結
2023年、北海道小樽市と株式会社ケイシイシイが新たに包括連携協定を結び、地域の活性化と住民サービス向上に向けた取り組みを始めます。この協定により、官民一体となって小樽の持続可能な発展を目指す方針が示されました。
対象分野と目的
協定の主要な目的は、地域活性化に加え、観光振興、教育・人材育成、防災など多岐にわたります。それぞれの分野での具体的な施策が計画されており、地域に住む人々の生活の質を向上させるための基盤が築かれます。特に小樽市としても、長年の課題であった観光資源のフル活用を狙っています。
協定の主な内容
1. 地域活性化
- - 地元食材の活用: ケイシイシイの系列店舗で地元の食材を使用し、地域の特産品をアピールします。
- - 共同商品の開発: 地元事業者との協力により、新たな商品開発や事業展開を促進します。
- - 地域イベントへの協力: おたる潮まつりや小樽雪あかりの路など、市内のイベントにおいて協力体制を構築し、地域の魅力を活かします。
- - 地元雇用の推進: 地域に根ざした雇用の創出を図ります。
2. 観光振興
- - インバウンド促進: 外国人観光客をターゲットに、旧運河倉庫などでの受け入れ体制を強化します。
- - 観光PR活動: 小樽の魅力を広く伝えるためのマーケティング戦略の新設を検討しています。傘下店舗の協力で、一層の観光PRを実施します。
3. 教育及び人材育成
- - 子供向けイベント: 「キッズおしごとたいけん」といった市内の子供向けのイベントを開催し、地域の未来を担う世代への教育を促進します。
- - キャリア教育: 企業見学やインターンシップの受け入れを通じて、子供たちの成長を支援します。
4. 防災への取り組み
- - 災害時の協力体制: 旧小樽倉庫を利用した避難所の機能を強化し、外国人避難者の対応も視野に入れた防災体制を構築します。
- - 緊急避難食の提供: 災害時に必要な食料品を提供する協力体制を整えます。
株式会社ケイシイシイの概要
小樽市との協定を締結した株式会社ケイシイシイは、1996年に設立され、北海道千歳市を本社所在地としています。菓子製造、卸売、小売、通信販売等多岐にわたる事業を展開し、「喜びを創り喜びを提供する」という理念のもと、地域貢献に務めています。
新たに結ばれたこの協定は、小樽市だけでなく、地域全体の未来にどのような影響を与えるのでしょうか。今後の成果が待ち遠しいですね。