東京二期会の挑戦
2025-08-15 11:00:59

ワーグナー・オペラ『さまよえるオランダ人』がついに東京で世界初上演!

オペラの新たな風!東京二期会が『さまよえるオランダ人』を世界初演



2025年9月11日から15日にかけて、東京文化会館 大ホールで行われるオペラ『さまよえるオランダ人』が、東京二期会によって新たに舞台化され、ワールドプレミエを迎えます。この作品は、リヒャルト・ワーグナーの名作であり、悪魔に呪われたオランダ人が真の愛を求めてさまよう物語。日本の舞台芸術界に新たな息吹を吹き込むこの公演には、いくつもの注目ポイントがあります。

注目ポイント1:上岡敏之が日本初のワーグナー作品を指揮



指揮を担当する上岡敏之は、これまでヨーロッパの歌劇場で活躍し、多くのワーグナー作品を手掛けてきた実績を持っています。日本でのワーグナー・オペラ初披露となる今回は、彼の緻密で詩的な構築美に期待が寄せられています。オペラの旋律や表現が、これまで聴いたことのない新たな響きを見せることでしょう。

注目ポイント2:深作健太による圧倒的な演出



映画監督としても活躍する深作健太が、オペラの舞台を担当します。彼は自身の映画的視点を活かし、作品の魅力を引き出すダイナミックな演出を行います。この『さまよえるオランダ人』は、深作が手掛ける2作目のワーグナー作品であり、彼の手によってエモーショナルで劇的な物語が生き生きと描かれることが期待されています。

注目ポイント3:日本の次世代クリエイターたちが集結



本公演は、オールジャパン体制で行われ、装置や衣裳、照明、映像においても日本のトップクリエイターたちが参加します。まず、装置デザインを担当する久保田悠人は、舞台美術と建築の枠を超えた新しい舞台空間を提案し、衣裳デザインには西原梨恵が携わり、ワーグナー作品に新たな解釈をもたらします。また、照明デザインには日本のオペラ界でトップクラスの実力を持つ喜多村貴が参加し、栗山聡之による映像も舞台を美しく彩ります。

Tokyo Opera Days 2025での開催



この公演は、Tokyo Opera Days 2025のメインイベントとして位置付けられています。東京二期会は、文化庁の「日本博2.0」事業の一環として、9月に開催されるこのイベントを通じてオペラの魅力を広め、国際的に評価される舞台芸術の発信を目指しています。

チケット情報



『さまよえるオランダ人』は、東京文化会館 大ホールで全4公演が実施され、チケットはS席から学生席まで幅広い価格帯が設定されています。特に、9月11日の初日公演は「プレミエ・スペシャル料金」での販売がされており、これは見逃せない機会です。

まとめ



東京二期会による『さまよえるオランダ人』のワールドプレミエは、現代の東京から世界へ向けた新たなアートの形を提供します。悪魔の呪いに翻弄される主人公の物語が舞台上でどのように展開されるのか、ぜひ現地で体験してみてください。ワーグナーの音楽の魅力と、日本の舞台芸術界の可能性を感じる貴重な機会になることでしょう。


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