マンボウ・キー個展
2025-05-01 15:04:04

台湾の新進気鋭アーティスト・マンボウ・キーの個展が渋谷PARCOで開催

台湾の新進気鋭アーティスト・マンボウ・キーの個展が渋谷PARCOで開催



2025年5月30日から、渋谷PARCO 4階の「PARCO MUSEUM TOKYO」で、台湾出身のフォトグラファー・アーティスト、マンボウ・キー(登曼波)の個展『Home Pleasure|居家娛樂』が華やかに幕を開けます。彼の作品は、クィアカルチャーに点を当てた多様なアート表現で注目を集めています。

個展のテーマと見どころ



本展示は、マンボウ・キーが敬愛するキュレーターである藪前知子氏の監修のもと、家族やジェンダー、セクシュアリティ、クィア・アイデンティティといった、個人的かつ社会的なテーマを深掘りする作品で構成されます。特に注目すべきは代表作であり、台北美術賞グランプリを受賞した『Father’s Videotapes』です。この作品に関連する未発表作品や、日本未公開の新作も展示される予定です。

マンボウ・キーのアートは、彼自身のアイデンティティの探求を背景に展開されており、父親から譲り受けた50本以上のビデオテープの中から見つけた「居家娛樂」というフレーズが基盤になっています。これらは1980年代から2000年代にかけての父の人生の断片を記録したもので、単なる私的な記録を越え、観客に向けて語りかける力を持っています。

ファッションフォトグラフィーの側面



また、マンボウ・キーはファッションフォトグラファーとしても活躍しており、Vogue TaiwanやMarie Claireなどの著名な雑誌で作品を発表してきました。今回の個展では、これまでのファッションフォトの新作を初公開するほか、新たに制作された作品も紹介されます。さらに、彼の作品集『Home Pleasure|居家娛樂』も並行して刊行予定です。

無料入場で楽しめる特別な機会



本展は、LGBTQ+コミュニティの意識を高めることを目的とするものであり、差別や偏見のない社会の実現を目指す啓発活動の一環として、入場は無料で提供されます。これは、グローバルプライド月間の活動の一部でもあります。

会期は2025年5月30日から6月9日まで、11:00から21:00まで(最終日は18:00閉場)です。もし渋谷に訪れる場合は、この特別な展示を観に行くことをお勧めします。

アーティスト紹介



マンボウ・キーは、多様な創造的表現を用い、「家族の記憶」と「アイデンティティ」をテーマに自分自身を表現しています。思春期に父が所有していたビデオテープを偶然見つけたことをきっかけに、自身のアイデンティティと家族の関係の探求を始めました。彼の作品は、個人的な記憶と社会の構造を絡め合わせた深い表現が特徴です。

この個展『Home Pleasure|居家娛樂』は、マンボウ・キーの豊かな創造世界に触れる絶好のチャンスです。アートとファッションが交差する空間で、ぜひ彼のユニークな視点を体感してください。


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