毛髪のうねりを数値で評価する新技術
最近、一丸ファルコス株式会社が毛髪のうねりを定量化する新しい感性評価法を発表しました。この技術は、毎日のヘアケアやスタイリングにおいて「うねり」の印象を数値で表現できるもので、特に美容業界において注目されています。
毛髪の「うねり」とは?
毛髪のうねりは、見た目や触感、さらには満足度に大きな影響を及ぼします。うねりは単なる見た目の要素にとどまらず、髪の扱いやすさにも関わるため、スタイリストや消費者にとって非常に重要な要素です。しかし、これまでの評価方法は主観的な部分が多く、見た目で判断するために評価者のバラツキや時期によって結果が変動することが問題とされていました。
三次元形状解析の必要性
髪の毛は、直線的ではなく、三次元的に波打ち、ねじれており、さらには複雑な形状をしています。そこで、「どの形状がどの程度うねって見えるか」を物理的に明確に示す指標が必要とされるようになりました。この観点から、一丸ファルコスは、髪の一本一本の三次元形状をもとにしたうねりの評価法を開発しました。
WavyIndexの導入
今回の新技術では、髪の三次元形状から導き出された「平均カーブ」「平均ねじれ」「変曲点数」といった三つの指標を組み合わせ「WavyIndex」と名付けられたうねり指標が算出されます。この指標により、髪のうねりが数値として表現され、スタイリストや研究者の官能評価と密接に相関しています。
具体的には、WavyIndexの数値が大きいほど、髪は「よりうねり毛らしく見える」という直感的な理解が可能になります。この技術は、評価者の違いや日による変動の影響を少なくし、同一のスケール上で毛髪のうねりを比較することができるため、非常に有用ではないでしょうか。
グローバルな市場への影響
近年、特にアジアを中心に、髪の「フリッズ」や「クセ毛」に対するヘアケア製品の需要が拡大しています。そこで一丸ファルコスは、今回の新しい評価技術を活用し、品質の保たれた天然素材を用いた製品を日本国内および国際市場で広めていく戦略を立てています。
学会発表の詳細
この技術は、2026年3月16日から18日まで宇都宮大学陽東キャンパスで開催される「第21回 日本感性工学会 春季大会 & ISASE2026」において発表されます。興味がある方はぜひこの発表を聴きに行かれてはいかがでしょうか。
美しい髪を目指す皆さんには、この新たな技術に注目していただきたいです。今後、髪に関する悩みがより理解され、解決に結びつくことを期待しています。