『サザエ』が受賞
2025-10-16 14:00:46

おはぎとおむすびのブランド『サザエ』がグッドデザイン賞を受賞!

おはぎとおむすびのブランド『サザエ』がグッドデザイン賞・ベスト100を受賞



2025年度の「グッドデザイン賞・ベスト100」に、北海道の老舗・おはぎとおむすびのブランド『サザエ』が選ばれました。この評価は、株式会社エイトブランディングデザインが手がけたリブランディングを通じて実現されたものです。リブランディングの背景には、ブランドの本質に立ち返る強い意志がありました。

『サザエ』の歴史とブランドの進化



『サザエ』は、1957年に函館の朝市で誕生し、当初は食堂で提供されていたおはぎが評判となり、独立した店舗へと成長しました。創業者の野村とみさんは、漫画『サザエさん』のような親しみやすい雰囲気を持つ企業を目指したことから、今のブランド名が生まれました。北海道内には現在約59店舗を展開し、その地域役割を果たしながら愛され続けています。

リブランディングの戦略



長い歴史の中で商品展開が多岐にわたり、「何屋か分からない」との声もあった『サザエ』。そこで、リブランディングを行い、おはぎとおむすびに特化することを決定しました。商品数を見直し、主力商品のラインアップを強化することでお客様に分かりやすい店舗に変貌させています。

さらに、ブランドコンセプトは「手のひらに、想いをのせて。」とし、昔ながらの手作り製法に戻すことで味の良さも再評価。コミュニケーションツールのデザインを一新し、商品の魅力を効果的に伝えるよう工夫がされています。

リブランディングの成果



このリブランディングにより、全店舗の売上は前年比で顕著に向上し、特に主力商品であるおはぎとおむすびは前年同月比141%に達しました。また、WEBサイトへのアクセスも3,477PVから335,919PVに急増し、多くのメディアに取り上げられるようになりました。

デザイン賞の評価と代表者のコメント



審査委員からは、「長い歴史の中で商品の軸を明確にし、ブランドの世界観を作り直した」との評価が寄せられています。地域に根ざした手仕事の温もりは新しい世代にも響き、顧客層の拡大や売上に貢献したことも高く評価されました。

代表取締役社長の石水創氏もこの受賞を喜び、「創業の想いと未来への希望を結ぶ道標」と表現しました。『サザエ』は、地域からの信頼を一層重く受け止め、これからも美味しい商品を提供し続けることを誓っています。

今後の展望



エイトブランディングデザインの西澤明洋代表も、地域に根ざしながら新しいライフスタイルに応えるリブランディングが、北海道の食文化及びデザイン業界において持続可能なモデルを提供することを期待しています。グッドデザイン賞での受賞を契機に、おはぎやおむすびが新しい形で多くの人に愛され続けることに寄与していくことでしょう。そして、これからも『サザエ』が目指す「手のひらに、想いをのせて。」の精神が、地域の皆さんに届くことを願っています。


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