ミスコンの新たな価値を探る
ミスコンテストというと、通常は美しさや魅力を競う華やかな舞台として捉えられがちですが、私がミスコンに関わってきた15年以上の経験の中で、少し違った視点を持つようになりました。これは、それぞれの出場者が持つ個々のストーリーや成長を見つめ直す場でもあるということです。私、内田洋貴は、2025年にプロデュースするミスコンにおいて、単なる競争から一歩踏み込んだ新しい価値を発信したいと思っています。
自信がない女性たちの葛藤
ミスコンに参加する女性たちの多くは、コンテストを前に話す言葉に、自信の無さが色濃く映し出されます。「私なんかにできるのか」「選ばれるわけがない」と口にする彼女たち。しかし、その裏には「変わりたい」という強い想いが潜んでいます。このような思いを持つ女性たちが集まる場所が、ミスコンであるということをしっかり認識する必要があります。
評価という名の重圧
ミスコンには順位があり、審査結果が伴います。それによって、喜びに溢れる人もいれば、反面で自分を責める人もいます。この瞬間に感じる数々の感情は、実に複雑です。私は、プロデューサーとしてその様子を直視し、この場が果たして女性たちを幸せにしているのかと悩み続けています。
落選後の新たな一歩
意外なことに、ミスコンで人生が大きく変わるのは選ばれなかった時であることが多いのです。選ばれなかったことにより、彼女たちは自らの強みを再認識し、人前に立つことへの不安を克服し始めるのです。必要なのは、結果ではなく、自分が何をしたいのかを見つめ直すことだと私は信じています。
「選ばない勇気」とは
全ての出場者を評価したい気持ちはありつつも、あえて「選ばない勇気」を大切にしています。評価はあくまでスタート地点であり、それが問いを残すことで、人々は新たな挑戦への道を選ぶことができると確信しています。
ミスコンの新しい定義
私の目指すミスコンとは、「美の競争」から、人生の転機を促す装置です。この場が、出場者たちにとって人生が強化されるポイントであり続けられるように、努めていきたいと思います。結果が全てではなく、そこにある経験や成長こそが重要なのです。
終わりに
ミスコンは完璧な人のための舞台ではありません。社会で迷いを感じながらも、挑戦しようとする人たちが集まり、自らを見つめ直す場であるべきです。私は、これからも女性たちのその後の人生に責任のあるプロデューサーであり続けたいと考えています。
プロフィール
内田洋貴(うちだ・ひろき)
ミスコンプロデューサーであり、女性の人生設計を支援する文化編集者。数々のミスコンテストを運営し、人生の節目をテーマにした発信を行っています。
ミスユニバースジャパン ベストオブミス 日本ミスコンテスト協会