発酵食品の新時代を切り拓く株式会社HAKKOU JAPANの挑戦とは

株式会社HAKKOU JAPANの挑戦

2025年1月に設立された株式会社HAKKOU JAPANは、信州大学の研究成果を基に、日本の伝統的な発酵食品を科学的に再評価し、世界中の人々にその魅力を伝えることを目指しています。本社は東京都品川区にあり、今後の研究の拠点は長野県松本市に置く予定です。

設立の背景

最近、健康意識の高まりに伴い、発酵食品への関心が急増していますが、一般的な発酵食品は伝統的な製法に依存していることが多く、その健康効果や機能性については十分な科学的根拠が欠如していることも少なくありません。そのため、HAKKOU JAPANでは信州大学の分子生命工学研究室からの研究成果を活用し、現代の消費者ニーズに合った新しい発酵食品の開発を進めています。

「発酵の力でおいしさと健康を届け、伝統を次世代へ」という企業理念のもと、HAKKOU JAPANはこれまでの発酵文化を受け継ぎつつ、現代の食生活に寄与することを目指しています。

事業内容と特徴

HAKKOU JAPANの主な事業は、発酵食品のブランド開発と他社とのコラボレーションです。自社で開発した食品をECサイトや卸売チャネルを通じて販売し、発酵文化の認知拡大にも力を入れています。さらに、OEM（相手先ブランド名製造）や研究受託を通じて多様な企業と連携し、地域の発酵食品の活性化を図っています。

特徴ある競合優位性

1. エビデンスに基づいた新しい発酵食品の再定義
HAKKOU JAPANでは、信州大学の研究を元にした新たな発酵食品の価値を発見し、現代の消費者へ訴求しています。

2. サイエンスコミュニケーション
研究者とマーケターの協力により、科学的根拠に基づいた健康効果を分かりやすく伝え、消費者に発酵食品の魅力を届けます。

3. ニーズドリブンな商品展開
マーケットのニーズを捉えた商品を共同開発し、地域の発酵食品を国内外に広めていきます。

持続可能な成長モデル

HAKKOU JAPANは、得た利益を研究に再投資する持続可能な循環モデルを構築し続けています。このサイクルによって、発酵食品の新たな価値発見と創造が継続可能になり、長期的な価値の実現が期待されます。

経営陣の紹介

岡本駿平

HAKKOU JAPANの代表取締役として、大学卒業後に楽天でECコンサルタントとしてのキャリアを積み、その後様々な成功事例を築いてきました。彼の目標は発酵文化の発信と地域産業の活性化です。

下里剛士

信州大学の教授であり、微生物研究の第一線に立つ下里氏は、地域資源を活かした健康長寿に関する研究に従事してきました。

今後の展望

HAKKOU JAPANは、科学的根拠に基づいた発酵食品を世界に発信し、健康的で美味しい食品を提供するグローバルブランドとしての地位確立を目指しています。また、発酵技術の研究開発を通じて新たな価値を創造し、発酵文化を次世代へ継承していく考えです。代表の岡本氏は、「日本の発酵文化は世界に誇り、正しく伝えていくことが重要です」という情熱を持っています。