Nakamichiは、新年を迎え「Krystal Sound Station」の試作ユニットに関する音響特性評価の結果を発表しました。このスピーカーは平面磁界型を用い、支援者から11,418,000円以上の支援を受けて発表されています。プロジェクトへの興味を持つ方々には、多くのご支援を感謝申し上げます。
Krystal Sound Stationの特性評価
この度の評価は、筐体構造やDSP処理を行っていないスピーカーユニット単体の性能を確認するために実施されました。評価対象となったのは、150mmの平面磁界型・プッシュプル駆動スピーカーユニットです。
評価条件の概要
- - 対象ユニット: 150mm平面磁界型プッシュプルスピーカーユニット(初代試作機)
- - 測定距離: 1m
- - 駆動条件: 1.41V / 2.0V
- - 評価項目: インピーダンス特性、周波数応答、歪率特性
- - 測定範囲: 可聴帯域(20Hz~20kHz)
実測データの分析
インピーダンス特性
測定の結果、可聴帯域全体において顕著なピークは見られず、約4Ωを中心にした安定した特性が示されました。スピーカーユニットとして安定した電気的特性を持つことが確認され、共振挙動の確認もありませんでした。
周波数応答
周波数応答の測定では、約1kHzから8kHzの中高音域において、±3dB以内という安定した応答性が検証されました。このことから、声を含む音域での音圧分布が均一であり、音質の安定性が確保されています。また、高音域も15kHz付近で明瞭な再生を実現し、平面磁界型ユニットが得意とする音の広がりと繊細な描写が可能であることが示されました。
歪率特性
200Hz以上の中高音域では、特に高い線形性を保持しながら、総合歪率が非常に低いことが確認されています。一方で、100Hz以下では大振幅による歪率の上昇傾向が見られました。これは、この技術的構造の特性を反映しています。
店頭展示のお知らせ
「Krystal Sound Station」は現在、蔦屋家電 二子玉川店で実機を展示中です。本展示では、実際にスピーカーの質感や構造を体感することができます。
- - 会場: 蔦屋家電 二子玉川店(世田谷区玉川1丁目14-1)
- - 期間: 2025年12月23日から2026年1月22日まで
- - 営業時間: 10:00~20:00
来店して、最先端のオーディオテクノロジーを直に体感してみてください。さらに詳細情報は、
こちらから。
技術的背景
本ユニットは約0.006mmという薄膜PET振動膜と、強力なネオジム磁石(N48)を組み合わせたプッシュプル構造が特徴です。この構造により、駆動力がスピーカー全体に均等に行き渡り、安定した音響特性と非線形歪みの抑制が実現されています。
未来に向けた展望
今回の評価結果は、試作ユニットによる基礎性能の確認データです。Nakamichiは、これらのデータをもとに商品化に向けた研究開発を進め、今後も新たな技術情報を共有していきます。