音楽の香りを楽しむ新しいフレグランス体験

最近、フレグランスの世界に革新をもたらす新ブランド「/ALCHEMIST LAB」が発表されました。京都の株式会社アート・ラボが手がけるこのブランドは、香りと音楽の素晴らしい融合を実現した香水コレクションを展開しています。2025年8月9日から販売される「Scents of Multiplying」（香りの重ね合わせ）および「Música scents」（音楽の香り）という2つの新しいラインが特徴です。

Scents of Multiplying - あなただけの香りを創る

「Scents of Multiplying」は、複数の香水ボトルを自由に組み合わせてオリジナルの香りを楽しむことができる新しいフレグランスシリーズです。このコレクションでは、5種類の香り（No.01からNo.05）が展開され、それぞれが異なる香りの層を持っています。組み合わせ方を工夫することで、無限の香りの変化を楽しむことができ、まるで自分だけの物語をつくり出す感覚を味わえます。

ジェンダーを問わないデザインは、シンプルかつカラフルなボトルの形状で、誰にでも使いやすいのが魅力です。グリーンハーブのフィールドを思わせる「Mint Grass」や、甘酸っぱいマンダリンの香りが広がる「Basil Mandarin」など、各香りはそれぞれの気持ちに寄り添った体験を提供します。

香りのレイヤリング文化へのリスペクト

古くから存在する香りの重ね付け文化に対するリスペクトも、このコレクションの大きな特徴です。平安時代の貴族たちが香りで個性を表現していたように、現代でも香りの重ね合わせが新しい自己表現の手段として注目されています。歴史的な背景も踏まえながら、現代のライフスタイルに合った香りの楽しみ方を提案しています。

Música scents - 音楽が香りになる

もう一つの目玉「Música scents」は、音楽がインスパイアされた香りのラインです。有名な楽曲から着想を得た香水は、音と香りが一体となったアート体験を提供します。調香師Richard Takagiが創り出したこのシリーズは、JAZZやTANGO、BOSSA NOVA、R&Bの香りによって、それぞれの名曲のエッセンスを見事に表現しています。

全8種の香りには、実在の楽曲名がつけられており、「A Night in Tunisia」や「(You Make Me Feel Like) A Natural Woman」といった名曲が香りに変わります。これにより、香水をつけることで楽曲とそのストーリーを感じることができ、感情や記憶と結びついた特別な体験が生まれます。

管理された品質と香りの完成度

このコレクションは、単にコンセプトだけでなく、香水そのものの完成度を追求して作られています。高品質な香料を使用し、芸術性と実用性を兼ね備えた香りが厳選されています。これにより、香りを楽しむだけでなく、香水の持つ美しさや芸術性を感じることができるのです。

まとめ

「/ALCHEMIST LAB」が提案する新しい香りの体験は、単なる香水を超えて、自己表現や思い出を呼び起こす素晴らしい手段です。音楽が持つ感情と香りの世界が交わることで、あなたの日常に新しい彩りを加えてくれることでしょう。ぜひ、この魅力的なフレグランスコレクションを手に取り、自分自身の香りの物語を紡いでみてはいかがでしょうか。