新たな食文化を築く日清製粉の挑戦
日清製粉グループは、2023年5月26日に「未来展望フォーラム」を開催し、新しいコンセプト「その想いに、小麦粉でこたえたい。」を発表しました。この新たな方向性は、同社が掲げる「食文化創発カンパニー」としての姿勢を示すものです。小麦粉は、多様な食品や料理に広く使われており、その特性を生かし、新たな食文化を生み出す力を秘めています。
この新コンセプトは、日清製粉が水島工場を新たに構築したことを機に設定されました。これから先、同社は小麦粉を中心にさまざまな活動を展開し、多様な食文化の創造を進めていく意志を示しています。小麦粉を使った食の楽しさを社会に届け、食文化の発展に寄与することを目指す姿勢が窺えます。
小麦粉でこたえる想い
日清製粉は、小麦粉が持つ汎用性の高い特性に確信を持っています。数多くの食品の根底にある存在であり、世界中の食文化を支える役割を担っています。新コンセプトの発表にあたって、本社の社長は、小麦粉をビジネスの中心軸として、これまで以上に顧客とともに食文化の創造に貢献していく意思を示しました。
さらに、このコンセプトは国内のみに留まらず、日清製粉が展開する北米、オセアニア、アジア地区にも広がります。各地域での共通理解を重視し、グローバルな観点での小麦粉ビジネスの価値向上を図る方針です。
未来展望フォーラムの概要
開催された「未来展望フォーラム」は、日清製粉がこれまでの経緯を顧みる場でもありました。様々な業界パートナーが招かれる中、社長は新コンセプトの背景や今後の焦点に関するプレゼンテーションを行いました。その中で「進化する食文化創発」と題し、水島工場の最新技術を紹介し、米国のMiller Milling Companyの支店とも連携しています。
- - 食文化創発の実現力:新技術の導入による持続的な食文化の創造。
- - 食文化創発の最前線:高食物繊維を含む小麦粉「アミュリア」や「Wise Wheat」を通じて、新たな健康市場の形成と地元の食文化活性化の事例が取り上げられました。アミュリアは独占的に輸入・販売されており、高い栄養価が期待されています。
このフォーラムでは、参加者がAIの技術を利用した「工場見学ツアー」で水島工場の先端技術を学びつつ、実際にアミュリアを使用したパンやお菓子の試食も行われ、多くの人々が新たな食文化を感じる貴重な体験が提供されました。
未来へ向けた展望
日清製粉は、これからも革新を続け、顧客と共に新たな食文化を創り上げていくことを明言しています。小麦粉という素材を通じて、確かな品質と楽しさを届けることで、人々にとってより豊かな食体験を提供することがこれからの使命です。その姿勢は、日本国内だけでなく、世界中の食文化への影響をも視野に入れたものとなっています。
このように日清製粉の新たな挑戦は、私たちの日常に新しい食の楽しさをもたらすかもしれません。今後の展開から目が離せませんね!